国内 2025.11.30

【関東大学対抗戦】帝京大が8トライを奪って慶應義塾大を圧倒。大町主将は「自信が戻った」。

[ 編集部 ]
【関東大学対抗戦】帝京大が8トライを奪って慶應義塾大を圧倒。大町主将は「自信が戻った」。
先発起用に応え、前半9分に先制トライを挙げた帝京大FL呉山史桃(撮影:長岡洋幸)

■関東大学対抗戦
・11月30日@熊谷ラグビー場(埼玉)
【帝京大 50−19 慶應義塾大】

 17-21で苦杯を喫した11月16日の明治大戦から2週間。痛恨の敗戦をバネに成長を遂げた帝京大が、80分間を通して厳しいプレーで慶應義塾大を圧倒し、今季対抗戦の最終戦を快勝で締めくくった。

 立ち上がりから相手陣で優勢に試合を進めた帝京は、9分にSO本橋尭也のキックカウンターを起点にチャンスを作り、FL呉山史桃が右ショートサイドを抜けて先制トライを挙げる。18分には22メートル線内で粘り強く攻撃を継続し、ラックサイドを持ち出したWTB生田弦己が中央にグラウンディング。14-0と先行した。

 さらに29分、テンポのいい連続展開で慶應防御を揺さぶり、ショートサイドの3対2を仕留めてWTB吉田有佑がトライゾーンへ。34分にも同様のパターンでWTB吉田有が連続トライをマークする。26-0と大きくリードを広げて前半を折り返した。

 後半も先にスコアを刻んだのは帝京だった。開始3分、相手陣ゴール前でマイボールスクラムのチャンスを得ると、右大外でカットパスを受けたWTB生田があっさり抜け出して右中間に押さえる。

 慶應がようやく反撃に転じたのは11分。相手陣22メートル戦内の左ラインアウトからモールで前進すると、右へ振って後半から出場のCTB山本大悟がFWとBKの継ぎ目を突破。外をサポートしたFL申驥世がトライラインを越える。

 しかし帝京もすぐに立て直し、直後の13分にCTB佐藤楓斗のブレイクからつなぎきってLOアントニオ ・フィシプナがフィニッシュ。その後、20分に慶應のWTB伊吹央に突破を許し5点を返されたものの、30分、39分とFW・BKが一体となったパワフルなラッシュでたたみ掛け、2トライを加えて突き放す。

 慶應もロスタイムに自陣から粘り強く攻撃を継続し、途中出場のFB石垣慎之介が約50メートルを走りきって一矢を報いたが、ここでフルタイム。50-19の最終スコアで、帝京が今季5勝目を手にした。

 筑波戦に続き明治戦で今季2敗目を喫し、この1週間は「言葉には出さなくてもそれぞれに不安はあったと思う」(CTB大町佳生主将)という帝京。そうしたプレッシャーを感じる中、積み上げてきた力を出しきって手にしたこの日の勝利は、チームがまた一段上へレベルアップするきっかけになるだろう。

 大町主将は試合後、「自信が戻ったと感じました」と笑顔で手応えを口にした。ここまですっきりしない戦いが続いてきたものの、実力はやはり今年も全国屈指。最終順位はまだ確定していないが、大学選手権では覇権争いの中心となりそうだ。

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