各国代表 2025.10.16

南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」、2026・2030年は開催見送り。

[ 編集部 ]
南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」、2026・2030年は開催見送り。
南アフリカ代表キャプテンFLシヤ・コリシが掲げるTRCトロフィー(Photo/Getty Images)

 南半球の強豪、南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンの4か国が競う「ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)」の運営団体SANZAARは10月16日、今後5年間のTRCに関するスケジュールを発表。2026・2030年はTRCが開催されないことが決まった。

 大会終盤まで全4チームに優勝の可能性が残された大混戦となった2025年のTRCは南アフリカが優勝、チーム史上初の連覇を果たして幕を閉じた。

 2026年は日本代表を含む12チームが参加予定の「ネーションズチャンピオンシップ」が7月と11月に開催されることで、インターナショナルラグビーの日程に変化が生じる。例年、TRCは8月から9月ごろにかけて開催されてきたが、来年のSANZAARのカレンダーには、この2か月間に「インターナショナルツアーシリーズ」の開催予定が記された。

 インターナショナルツアーシリーズの詳細は発表されていないが、現地メディアではオールブラックスが南アフリカに遠征し、URCチームと4試合、スプリングボクスと3試合のテストマッチを戦うことが報じられてきた。「ALLBLACKS.COM」では、2026年と2030年に南アフリカとの「相互遠征」が敢行されることが発表されている。

 TRCの中で開催されてきたNZとオーストラリアの定期戦「ブレディスローカップ」は10月に独立しておこなわれる。

 また、これまで、W杯開催年のTRCは3チームとの2試合ではなく、1試合ずつの短縮日程で開催されてきたが、オーストラリア大会が開催される2027年はフルトーナメントで開催されることが明言された。

 オーストラリア出身のSANZAARのブレンダン・モリスCEOは「各協会や大切な放送・商業パートナーとの緊密な連携により、興奮に満ちたラグビー体験を提供し、今後数年に渡ってラグビーの新たな基準を確立する革新的なカレンダーを開発しました」とコメントしている。

 詳細な情報やスケジュールは確定次第、SANZAARや各協会から発表されるという。

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