【関東大学対抗戦】明大が雨中戦を制す。日体大は一時5点差まで詰めるも3敗目。

■関東大学対抗戦A
・10月11日@大和スポーツセンター競技場(神奈川)
【明治大 43−12 日本体育大】
関東大学対抗戦の第3節が10月11日におこなわれ、第1試合では明大が日体大を43-12で破った。
大和スポーツセンター競技場で開催された雨中戦。前半はチャレンジャーの日体大が奮闘した。
前半6分にCTB東海隼のゲインでゴール前に迫られ、最後は左コーナーにトライを許すも、すぐに反撃した。
連続でペナルティを引き出すと、ゴール前ではFWでの局地戦にこだわる。数的優位の状況も作り出し、13分にはHO楳原大志がねじ込んだ。7-5と逆転した。
その後はスクラムで優位に立たれ、相手の落球を誘ってもマイボールを失う展開が続く。
日体大も幾度も敵陣22メートル内に侵入できたが、なかなか追加点は奪えず。20分、33分と連続失トライで7-17で前半を折り返した。
ただ日体大の奮闘は後半の立ち上がりまで続き、3分には相手のミスキックから再び好機を掴む。
SO五味侑也がトライゾーンへキックで転がし、反応したWTB清原尚己が押さえた。12-17と5点差まで迫った。
しかし、以降は9分、22分、32分、39分と4連続トライを許す。
明大WTB阿部煌生は3トライをマーク、POMに選ばれた。日本代表から帰ってきたFB竹之下仁吾のトライもあった。
明大の神鳥裕之監督は「相手は100点ゲームの後でしっかりと気合いを入れてきた印象です。難しいコンディションもありましたが、自分たちのスタンダードを保たないといけない。課題の残るゲームでした」と振り返った。
敗れた日体大の秋廣秀一監督は「この1週間でインフルエンザが19名出てしまい、万全な状態で臨むことができませんでした」と明かし、「それでも素晴らしいゲームを見せてくれました。正直、ここまでやってくれるとは思っていなかった」と選手たちを称えた。
