日本代表 2025.09.21

【アジアセブンズシリーズ中国大会】女子日本代表“サクラセブンズ”が優勝。男子日本代表は準優勝。

[ 編集部 ]
【アジアセブンズシリーズ中国大会】女子日本代表“サクラセブンズ”が優勝。男子日本代表は準優勝。
プールE・インドネシア戦でトライを決めたサクラセブンズの矢崎桜子(©︎JRFU)

 9月20・21日に12チームが参加する「アジアラグビーエミレーツセブンズシリーズ2025 中国大会」が杭州でおこなわれた。

 10月におこなわれるスリランカ大会と合わせた総合優勝を果たし、最高峰のワールドシリーズの下部大会「HSBC SVNS DIVISION 3」出場を目指す男子セブンズ日本代表は決勝でホンコン・チャイナ代表に敗れ準優勝となった。今季の「HSBC SVNS DIVISION 1」参戦が決まっている女子セブンズ日本代表“サクラセブンズ”は、決勝で中国代表を制し優勝を果たした。

 プールBの男子日本代表は大会1日目の初戦でスリランカと対戦し、6トライを奪い38-7で勝利した。続くシンガポール戦は47-5、最後のタイ戦は54-7と安定した戦いぶりで3連勝。プールBの首位に立ち、上位4チームによるカップトーナメントに進出した。

 2日目の準決勝はプールC首位の中国と対戦。前半5分に先制トライ(G)を許した直後に、中国のプレーヤーがヘッドコンタクトでレッドカードを受け退場となると、日本は7分に左サイドを破った津岡翔太郎のトライで追撃する。

 しかし後半3分にケレビ ジョシュアがイエローカードを受けて一時退場すると、5分にトライ(G)を失う。しかし9点のビハインドを背負った終盤、ケレビのトライ(G)で迫り、宮坂航生のトライで逆転勝利した日本が19-14で決勝進出を決めた。

 決勝はプールA首位のホンコン・チャイナと対戦。前半、2トライ2ゴールを許すが、6分に急加速でクリーンブレイクした津岡翔太郎のトライ(G)で7点差に迫る。その後、1トライを失い迎えた後半2分、右サイドを抜けた荻田直弥のトライでビハインドを縮めるも、2トライ1ゴールで突き放される。12-31で敗れた男子日本代表は、今大会準優勝に終わった。

 プールEに入ったサクラセブンズは初戦でインドネシアに57-0で快勝。続くシンガポール戦もポゼッション、テリトリー共に圧倒して10トライを奪い64-0で勝利。ウズベキスタンにも31-0で3連勝し、無失点でプールEの首位に立ちカップトーナメントに進出した。

 2日目はプールF首位のホンコン・チャイナと対戦。前半3分にディフェンスラインを突破した水谷咲良のトライを皮切りに得点を量産。水谷と共に梶木真凜も2トライを奪いながら、ホンコン・チャイナを無失点に抑えて38-0で決勝進出を決めた。

 決勝の相手はパリ五輪にも出場したプールD首位の中国。前半1分に今大会初失点となるトライ(G)を許すと、その後も2トライ1ゴールを失い前半を0-19のビハインドで折り返す。

 追うサクラセブンズは後半2分にクロスでラインブレイクした須田倫代のトライ(G)で1本返すと、直後の3分にインターセプトから矢崎桜子が中央にトライ(G)をマークし5点差に迫る。

 以降も攻勢をかける日本は6分に水谷咲良が右サイドを抜けて同点に追いついた。7分を過ぎたラストプレー、自陣からディフェンス突破したサバナ・ボッドマンが走りきり、逆転の勝ち越しトライをマークして24-19で優勝を決めた。

 男女セブンズ日本代表は10月18・19日の「アジアラグビーエミレーツセブンズシリーズ2025 スリランカ大会」に参戦する。

【男子セブンズ日本代表 大会結果】
<第1日>(9月20日)
▽プールB
・日本 38-7 スリランカ
・日本 47-5 シンガポール
・日本 54-7 タイ
<第2日>(9月21日)
▽カップ準決勝
・日本 19-14 中国
▽決勝
・日本 12-31 ホンコン・チャイナ

【女子セブンズ日本代表 大会結果】
<第1日>(9月20日)
▽プールE
・日本 57-0 インドネシア
・日本 64-0 シンガポール
・日本 31-0 カザフスタン
<第2日>(9月21日)
▽カップ準決勝
・日本 38-0 ホンコン・チャイナ
▽決勝
・日本 24-19 中国

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