国内
2025.09.11
【2025年度戦力分析・京都産業大学】強みを確立して挑む。

[京都産業大学(昨季大学選手権ベスト4/関西大学Aリーグ 2位)]
関西リーグでの連覇が「3」で止まった昨秋に続き、関西春季トーナメントの連続優勝も3回で終えた。決勝で立命大に12-29で敗れた。
早大に完敗した翌週に明大を破るなど、パフォーマンスの良し悪しが毎週入れ替わる春を過ごした。昨季の主力がほとんど抜け、「まだまだ地力がない。精神的にも強くならないといけない」と廣瀬佳司監督は振り返る。
メンバーも固定できない日々が続いたが、夏合宿を前にケガ人も復帰。廣瀬監督は、大半のメンバーに目星がついたとした。
「固定したメンバーでの試合経験はすごく大事です。夏合宿(明大、東海大、流経大との3試合)でしっかり結果を残さないと」
強みの確立を掲げ、春は不安定だったセットプレーとディフェンスで力を示し、秋に向けた自信を手に入れたい。
多くのメンバーが抜けたとはいえ、世代屈指のボールキャリアー、NO8シオネ・ポルテレ(4年)は健在。U23日本代表に選出された右PR八田優太、LO石橋チューカ、SH髙木城治の3年生3人が軸となるポジションに就く。ニューカマーでは、FB太田陸斗(2年)、CTB神拓実(2年)が成長中だ。
10人リーダー制を敷く今季。チーム一丸で再び頂点を狙う。
(文:明石尚之)
※ラグビーマガジン10月号(8月25日発売)の「大学ラグビー主要3リーグ各校戦力分析」を再編集し掲載。掲載情報は8月18日時点。
<夏季練習試合 結果>※Aチーム戦のみ
8月21日 vs明治大●17-46
8月24日 vs東海大●21-26
8月26日 vs流通経済大○57-31