AZ-COM丸和MOMOTARO’S、新加入会見で意気込み。リーグワン参入に向けて今季ダブル優勝目指す。

9月9日、トップイーストリーグAグループのAZ-COM丸和MOMOTARO’Sが、東京都内で新加入選手会見を開き、和佐見勝・AZ-COM丸和ホールディングス株式会社社長、細谷直GM兼監督、新戦力として迎え入れられた5名の選手が顔を揃えた。
昨季、AZ-COM丸和はトップイーストAで優勝、3地域社会人リーグ順位決定トーナメント戦(今季より全国社会人トーナメント大会に名称変更)では準優勝だった。和佐見社長は冒頭で「リーグ優勝だけでは何の効果も生まれない。全国トーナメントでも勝利することがリーグワン参入につながると思っています」と今季の目標を表明。細谷GM兼監督も「ダブル優勝は必須。勝利を通じて地域と社会にワクワク感を発信したい」と語った。
クラブが6月にリーグワン参入を表明して以降、想定以上に多くの選手から関心が寄せられたという。今回、リーグワンやスーパーラグビーなど国内外トップカテゴリーで経験を積んだ6名が加入し、布陣は確実に厚みを増している。
この日、会見に臨んだ5人も、チームに新しいエナジーをもたらす即戦力だ。それぞれが力強く意気込みを表明した。
FB藤田慶和(前・三重ホンダヒート)は、「これまでオリンピックやワールドカップで経験してきたことをチームに還元し、日本ラグビー界に新しい風を吹かせたい。ファンに愛されるチームを目指したい」と決意を語った。
CTB南橋直哉(前・横浜キヤノンイーグルス)は、「自分の持っている経験を若い選手たちにも伝えながら、トップイーストを制してリーグワン参入を実現したい」と冷静に抱負を述べた。
PR東恩納寛太(前・NECグリーンロケッツ東葛)は、「早く試合に出て、スクラムでしっかりチームに貢献したい。リーグワン昇格に直結するプレーをしたい」と前列での役割を強調。同じく最前列を担うPR五十嵐優(前・豊田自動織機シャトルズ愛知)は、「圧倒的な力でトップイーストを勝ち抜き、必ずリーグワンへ上がりたい」と言い切った。
スーパーラグビーで活躍し、日本国内では2022シーズンにNECグリーンロケッツ東葛でプレーしたSOフレッチャー・スミス(前・リヨン/トップ14)は、「ニュージーランドやフランスでのプレーを通じて多くを学んできた。日本の勢いあるラグビーに加わることを楽しみにしているし、このチームのためにベストを尽くしたい」と意気込みを示した。
また、この5名の選手に加えて、前ハリケーンズ所属のLOウィル・タッカーも加わる。
「エリアマネージメント、意図的にペナルティをとることができるスクラム、ディフェンスの部分など、チームの課題だった部分を強化することができた」と細谷監督も、新しい戦力に期待を込める。
勝利を積み重ねて、リーグワン参入という大きな目標へ。AZ-COM丸和MOMOTARO’Sの挑戦が、いよいよ本格的に始まった。
<今後の試合日程>
・9月13日(土)クリーンファイターズ山梨vs AZ-COM丸和 MOMOTARO’S@御勅使南公園ラクビー場(山梨)
・9月27日(土)AZ-COM丸和 MOMOTARO’S vs日立Sun Nexus茨城@東京大学丸和柏FUSIONフィールド