日本代表 2025.08.10

【女子日本代表】ワールドカップ前哨戦はイタリアに敗戦。齊藤聖奈は50キャップ達成。

[ 編集部 ]
【女子日本代表】ワールドカップ前哨戦はイタリアに敗戦。齊藤聖奈は50キャップ達成。
先発フル出場したSO大塚朱紗©JRFU

■女子日本代表 イタリア遠征
・8月9日@スタディオ・サン・ミケーレ(カルヴィザーノ)
【女子イタリア代表 33-15 女子日本代表】

 2週後に始まるワールドカップ2025イングランド大会の前哨戦としておこなわれた、女子日本代表×女子イタリア代表。
 世界ランキング11位のサクラフィフティーンは、同7位のイタリアに15-33で敗れた。

 WTBアリッサ・ディンカが抜け出した前半2分の先制トライから、先へ先へとスコアされた。
 日本は粘り強いディフェンスと相手のペナルティで、8分、16分と敵陣深くに侵入したが、崩し切ることができなかった。

 中盤の時間帯で得点機を逃したのは、イタリアも同じだった。
 日本は自陣ゴール前でピンチを招くも、NO8齊藤聖奈がスティールで防ぐ。約10分後にも2本目のスティールを決めるなど、サクラフィフティーン初の50キャップ達成者として気を吐いた。

 しかし、28分、34分と連続で失トライ。0-19までリードを広げられた。

 前半終了間際にWTB畑田桜子が左コーナーに飛び込んで5-19と差を詰めたが、後半も得点機の多くを逃した。
 11分にはラインブレイクを許し、5-26とされる。

 14分には得意のラインアウトモールを押し込み、10-33とスコアの動いた29分には2本目となるモールでのトライを決めた。
 しかし、スコアでプレッシャーをかけるには至らず、15-33でノーサイドとなった。

 翌日に取材対応に応じたレスリー・マッケンジーHCは「もっとできたことがたくさんありましたが、ポジティブなことも多くありました」と試合を振り返り、「次の学びに繋げられる良い糧になりました。ここで出た課題がこれからの2週間の大きなフォーカスポイントになる」と語った。

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