各国代表 2025.07.20

【U20チャンピオンシップ】南アフリカ代表“ジュニア・スプリングボクス”がNZとのタフゲーム制し、13年ぶりの2度目の優勝。

【U20チャンピオンシップ】南アフリカ代表“ジュニア・スプリングボクス”がNZとのタフゲーム制し、13年ぶりの2度目の優勝。
優勝カップを掲げるU20南アフリカ代表(Photo:Maurilio Boldrini / World Rugby)

■ワールドラグビーU20チャンピオンシップ
・7月19日@スタディオ・マリオ・バタリーニ(イタリア・ロビゴ)
【南アフリカ 23-15 ニュージーランド】

 イタリアで開催された20歳以下の「ワールドラグビーU20チャンピオンシップ2025」決勝が7月19日にヴェネツィア近郊のロビゴでおこなわれ、南アフリカ代表がニュージーランド代表を制し13年ぶりの2度目の優勝を果たした。

 前半3分、南アフリカはペナルティが起点のラインアウトモールから先制トライ(G)を奪う。ビハインドのNZも反撃、16分にラインアウトをキャッチしバックから走り込んだLOジェイデン・サーが右のエッジにグラウンディングして5点を返した。

 南アフリカが22分にPGでリードを5点に広げた直後、NZのPRシカ・ウマキ=ポレのヘッドコンタクトが確認され、後にオフフィールドレビューで「20分レッドカード」に格上げされる。南アフリカも32分にイエローカードを受けながら、36分にPGを加えて13-5のリードで前半を折り返した。

 後半、NZが15人に戻ると均衡した展開が続く。互いにPGを1本ずつ入れて迎えた31分、NZはモールコラプシングでイエローカードを受け、またも14人となる。数的有利の南アフリカは37分に深い位置でのスクラムからSHハシーム・ピードが左前方へキック、FBギレルモ・メントゥのトライ(G)で勝利を引き寄せた。

 NZは直後のキックオフを再獲得して連続アタックから意地の1トライ(G)を返すもフルタイムに。シニア同様のパワフルな守備が光った“ジュニア・スプリングボクス”が23-15で勝利し、2012年以来2度目の優勝を成し遂げた。

 なお来季大会は出場チーム数が12から16に拡大されて日本も参加し、ジョージアで開催される。

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