スプリングボクスがイタリアに完勝。FW・BKが安定のパフォーマンス。

■男子インターナショナルマッチ
・7月5日@ロフタス・ヴァースフェルド(プレトリア)
【南アフリカ 42-24 イタリア】
世界ランキング1位の南アフリカ代表“スプリングボクス”が7月に国内でテストマッチ3試合を戦う「キャッスルラガー・インカミング・シリーズ」。1戦目は同10位のイタリア代表と対戦した。
試合は立ち上がりから南アフリカがペースを握る。敵陣22mライン内まで侵入すると、前半11分にCTBダミアン・デアレンデのグラバーキックをCTBジェシー・クリエルがトライゾーンの右サイドで押さえてファーストトライをマーク。SOハンドレ・ポラードが角度のある位置からコンバージョンを決めて7点を先制した。
その後も攻勢を続ける南アフリカ、22分にイタリアのNO8ロレンツォ・カンノーネが自陣トライライン目前でシニカルプレーによるイエローカードを受けると、スクラムを選択した南アフリカはトライゾーンまで押し込み、SHモルネ・ファンデンバーグが押さえてトライ(G)。
イタリアは28分のPGで3点を返すが、南アフリカはWTBカート=リー・アレンゼ、SHファンデンバーグのトライ(G)で得点を重ね、28-3のリードで前半を折り返した。
後半3分、南アフリカのFLヴィンセント・ツィチュカが初キャップで初トライを決めたかに見えたが、この前のプレーでペナルティが確認されノートライに。その後6分にイタリアがFWを中心に攻め込み、FLマヌエル・ズリアーニがチーム初トライを奪う(SOジャコモ・ダレのG成功)。
南アフリカは17分にPRヴィンセント・コッホが右中間を押し込むトライで追加点を奪う。(35-10)
ここからイタリアは得点を重ねていく。23分にはラインアウトモールからHOパブロ・ディムシェフがトライ。さらに28分には敵陣深い位置でのターンオーバーからLOニッコロ・カンノーネがポール下に飛び込み、9点差に迫った。(24-35)
南アフリカは直後のリスタートで前進、34分にFLマルコ・ファンスターデンがタックルを受けながらトライゾーンに飛び込む。イタリアの勢いを断ち切った南アフリカはその後得点を許さず、42-24のスコアで完勝を収めた。
両チームは12日にポートエリザベスで2戦目をおこなう。