元イングランド代表SHダニー・ケア、今季限りでの現役引退を発表。

　元イングランド代表でイングランド・プレミアシップのハーレクインズに所属するSHダニー・ケアが、2024-25シーズン限りで現役を引退することを英国時間5月13日に発表した。

　地元クラブのリーズ・タイクスで2004年から2季、ハーレクインズでは2006年から19季プレーしたダニー・ケア。2008年6月14日のニュージーランド戦（オークランド）で途中出場し初キャップを獲得すると、シックス・ネーションズ2024までに101キャップを重ねた。W杯は2015・2023年大会に出場。シックス・ネーションズは2011・2016・2017年大会で優勝している。フィールドでは果敢なランニング、時に大胆なプレー選択でアタックのマネジメントに長けるSHとして活躍した。

　フィールド外では昨年11月に英紙タイムズで発表した自伝の中で、エディー・ジョーンズ氏がイングランド代表HC在職中に「独裁政治」をおこない「暴君」のように振る舞っていたと主張し、イングランド国内外で物議を呼んだ。

　引退を伝える動画の中でファン、オーナーへの感謝を示し、「これからもチームについてきてください、私はクラブを永遠にサポートします。全ての思い出にありがとう。私はいつでもクインであり続けます」との言葉で締めた。引退後はハーレクインズのアンバサダーを務めるという。