サニックスワールドユースは大阪桐蔭が連覇!佐賀工を3点差で破る。

サニックスワールドラグビーユース交流大会2025の決勝が5月5日にグローバルアリーナでおこなわれ、大阪桐蔭が佐賀工を破って連覇を果たした。
最終スコアは20-17。最後まで勝敗がどちらに転ぶかわからない接戦を制した。
先制トライは佐賀工。前半6分、持ち前のディフェンスからCTB葭原爽太がスティール。
その直後にもペナルティを獲得し、SO𠮷浦太我が敵陣10メートルラインからのPGを沈めた。
大阪桐蔭の反撃は13分。連続攻撃からWTBモレノ経廉ザンダーが右サイドでタックラーを外す。ラックからすぐにSH福島悠右が持ち出し、トライゾーンに入った。
その後は佐賀工の猛攻を許したが、トライラインぎりぎりで粘った。反則を重ねながらも最後はSH福島がグラウンディングを防ぐ。
相手のキックミスとSO矢守勇生の50:22キックでエリアを進めた24分には追加点を挙げた。
最後は狭いスペースをFB須田琥珀がステップで切り裂いた。
しかし、直後のキックオフでまたもプレッシャーを受ける。
PKを獲得した佐賀工は敵陣深くまで攻め込み、局地戦をNO8長谷川怜生主将が制した。
10-10と同点で迎えた後半も激しい攻防が続いた。
先に抜け出したのは大阪桐蔭だ。
スクラムを起点に4分、9分に連続トライ。いずれも最後はWTBモレノが攻略した。
以降も敵陣ゴール前まで迫ったが、佐賀工がラインアウトスティールでピンチの芽を摘み、WTB岩屋武琉の好キックでチャンスを演出。
22分には再びFWの肉弾戦を制して3点差まで迫った(LO山田哲平のトライ)。
なおもキックゲームで優位に立ち、敵陣深くで攻めたが、大阪桐蔭もまた粘り強かった。
WTBモレノのタックルを起点にブレイクダウンでターンオーバー。3点のリードを最後まで守り切った。
大阪桐蔭のCTB手崎颯志主将は、「全員が絶対に勝つという気持ちがあったし、ラグビーを楽しめたと思います。連覇は意識していなかったが、(実際に)連覇するのは嬉しい」と喜びを伝えた。
なお、4月28日からおこなわれた今大会では、女子(セブンズ)は関東学院六浦が初優勝。男子は大会史上初めて「1位〜4位決定トーナメント」を日本勢(大阪桐蔭、佐賀工、東海大大阪仰星、御所実)が独占した。
