【大学ラグビー定期戦】フレッシュ布陣の明治がトライ数6対4で同志社に勝利。

東西の大学ラグビーを牽引してきた明治大と同志社大の春の定期戦が、5月5日に同志社大グラウンドでおなわれた。試合はU23日本代表勢を除いたフレッシュな布陣の明治が序盤から優勢にゲームを進め、40-28(トライ数6対4)で勝利を収めた。
同日開催された同志社ラグビー祭のメインマッチとあって、多くのファンや関係者が詰めかける中でキックオフを迎えたこの一戦。先にペースを握ったのはビジターの明治だった。
まずは開始11分にFWの力強いラッシュからPR富田陸が先制トライを奪取。同志社も続くターンで相手陣に攻め込み、17分にBKのあざやかなラインアタックでWTB上嶋友也が左コーナーに飛び込んで7-5と逆転するが、接点の攻防で優位に立つ明治はここからプレッシャーを強めて流れを引き寄せる。
25分、ゴール前スクラムを起点に順目にフェーズを重ねてSO川村心馬がトライラインを越えると、前半終了間際には5mスクラムを押しきって追加点。19-7として試合を折り返した。
後半も先にスコアを刻んだのは明治だ。3分、キックカウンターをきれいに仕留めきってフィニッシュし、26-7に。同志社も直後に自陣ターンオーバーからWTB上嶋がトライを返したが、明治は11分にSH柴田竜成がラックサイドを鋭く抜け出して中央に飛び込み、ふたたび引き離しにかかる。
それでも同志社は集中力を切らさず、キャプテンのSO大島泰真を筆頭にタレントが並ぶBK陣が見事な展開力で相手防御を揺さぶり、24分にWTB上嶋がこの日3本目となるトライをマーク。21-33と懸命に食らいつく。
しかし明治は直後のキックオフからたたみかけ、27分にラインアウトモールを押しきって6本目のトライを奪取。同志社も31分にWTB隅田誠太郎がスピードあふれるランで右サイドを駆け抜け12点差に追い上げたが、以降はスコアを伸ばすことができず。明治40-28同志社でフルタイムとなった。