【リーグワン】ブラックラムズ東京がトヨタヴェルブリッツに完勝。プレーオフへ望みつなぐ。

■NTTリーグワンD1第15節・4月13日＠ゼットエーオリプリスタジアム（千葉）
【BR東京 37－7 トヨタV】

　9位（4勝10敗・勝ち点22）のリコーブラックラムズ東京と10位（3勝1分10敗・勝ち点20）のトヨタヴェルブリッツが対戦。共にプレーオフ進出の可能性を残す両チームが雨降る市原で激突した。

　立ち上がりから圧力をかけるブラックラムズ。前半8分、敵陣での相手キックをSO中楠一期がチャージ、裏に転がったボールを拾ってファーストトライを決める。WTBメイン平のコンバージョンも決まりブラックラムズが7点を先取した。

　その後もテリトリーを優位に進めるブラックラムズはPGを3本決めて順調に得点を重ねていく。一方ヴェルブリッツはイエローカードを2枚受けて、一時的にプレーヤーが13名となるなど厳しい展開が続き無得点に抑えられる。前半は16－0のブラックラムズリードで折り返した。

　ブラックラムズの勢いは後半も止まらない。10分にFW戦で押し込む形でFLリアム・ギルがチーム2本目のトライ（G）でリードを広げる。

　17分には敵陣22mライン内で9シェイプからLOハリソン・フォックスが突破し自身のリーグワン初トライ（G）をマーク。26分にもFW戦で押し込む形で2本目を決めた。（37－0）

　ヴェルブリッツは38分にLOアドレ・スミスがトライライン目前のブレイクダウンから持ち込んで1本返したところでフルタイムに。

　37－7で快勝したブラックラムズは3トライ差以上のボーナスポイントを含む5ポイントを加えて勝ち点を27とした。順位も8位に上げて、プレーオフ圏内6位の東京サントリーサンゴリアスを4差で追う。敗れたヴェルブリッツの勝ち点は20で変わらず。

　勝利したブラックラムズのゲームキャプテン、TJペレナラは1トライに抑えた守備のパフォーマンスについて「最近の試合で良いパフォーマンスを見せていて驚異的な選手がいるチームに対して、しっかり良いディフェンスで抑えることができました」と振り返った。