【リーグワン】静岡ブルーレヴズが“ダブル”達成。東芝ブレイブルーパス東京に8トライの大量得点で完勝。

■NTTリーグワンD1第15節・4月12日@秩父宮ラグビー場(東京)
【静岡BR 56-26 BL東京】
第14節終了時点で首位(12勝1分1敗・勝ち点56)の東芝ブレイブルーパス東京が、今季唯一敗れた4位(10勝4敗・勝ち点45)の静岡ブルーレヴズを秩父宮のホストゲームに迎えた。
先にエンジンがかかったのはブルーレヴズ。前半9分にCTBヴィリアミ・タヒトゥアが放った右へのキックパスをキャッチしたWTBマロ・ツイタマが第7節以来のトライを決める。SOサム・グリーンが難しい角度からのコンバージョンを決めて7点を挙げた。
続けて12分にはラインアウトから左への展開で中央を突破したNO8マルジーン・イラウアがトライラインを越え、さらに19分にも素早いパス回しで左サイドをブレイクしたFB奥村翔が中盤から走りきり、チーム3トライ目を決めた。(19-0)
ブレイブルーパスを抑えながら相手守備をこじ開けるアタックを展開するブルーレヴズは、32分にもラインアウトからFW戦でLOジャスティン・サングスターが左中間を押し込みトライ(G)。前半のゲームをコントロールしたブルーレヴズが26-0とリードしハーフタイムを迎えた。
後半開始早々の4分、ブレイブルーパスはラインアウトからLOワーナー・ディアンズがトライ、5点を返す。
動じないブルーレヴズはPGを2本決めて着実にリードを広げると、17分に左サイドでこぼれ球を拾ったWTBヴァレンス・テファレが大きくゲイン、フォローに走ったSH北村瞬太郎が勝利を大きく引き寄せるトライを奪った。
以降の時間帯で3トライを荒稼ぎしたブルーレヴズ。ブレイブルーパスはこの試合で150キャップのキャプテン、NO8リーチ マイケルが34分にトライを決めたがビハインドを覆すことはできず。合計8トライの大量得点を奪った静岡ブルーレヴズが、56-26でブレイブルーパスに今季2度目の大きな勝利を収めた。
ブルーレヴズは勝ち点を50に乗せ、チームにとってリーグワン初のプレーオフ進出を決めて4位をキープ。敗れたブレイブルーパスの勝ち点は56で変わらず、暫定2位に順位を下げた。