【訃報】日本ラグビー協会元副会長・専務理事、眞下昇氏が死去。トップリーグ初代チェアマン、W杯開催に尽力。

日本ラグビー協会元副会長・専務理事の眞下昇氏(日本ラグビー協会顧問)が、2025年4月3日に逝去したことが7日にわかった。享年86。葬儀は家族葬にて執り行われた。
眞下昇(ましも・のぼる)氏は1938年(昭和13年)12月6日生まれ。群馬・高崎高、東京教育大(現在の筑波大)、社会人でSOとしてプレーし、引退後はトップレフリーとして数々のビッグマッチを担当した。
2002年6月から2011年5月末まで日本ラグビー協会の専務理事を務め、2005年6月からは副会長を兼務。副会長は2013年3月末まで務め、同年6月から顧問に就任した。
2003年に開幕したトップリーグでは初代チェアマンを務めた。ラグビーの国際舞台でも活躍し、IRB(現在のワールドラグビー)理事を務めたほか、ラグビーワールドカップ2015・2019日本招致委員会の委員長として日本初のW杯開催に尽力した。
■日本ラグビーフットボール協会 土田雅人会長 コメント
この度の訃報に接し、日本ラグビーフットボール協会を代表して心より哀悼の意を捧げます。偉大な先輩を失い、深い悲しみと寂しさを禁じ得ません。トップレフリーとしてもラグビーファンの皆様の記憶に鮮やかな眞下顧問は、2002年から当協会の専務理事を、2003年に開幕したジャパンラグビートップリーグでは初代チェアマンを担われ、日本ラグビー界の発展をまさに第一線で率いてこられました。2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップの招致実現は、眞下さんの優れたリーダーシップとラグビーへの熱い情熱、多くの人を魅了するそのお人柄によって実ったものであり、後に続く私たちはその御意思をしっかりと受け継いでまいりたいと存じます。長きにわたる日本ラグビー界への多大な貢献に敬意と感謝を申し上げ、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。