三重ホンダヒートのパブロ・マテーラ、復帰はバイウィーク明けか。ヘッドコーチが説明。

三重ホンダヒートのパブロ・マテーラが、4月3週目のバイウィーク明けには復帰する見通しだ。
4月5日、リーグワン第14節の東京サントリーサンゴリアス戦の試合後、キアラン・クローリーHCが説明した。
アルゼンチン代表のマテーラは開幕節から大車輪の活躍だったが、第12節を最後に2試合連続で欠場していた。
ケガの詳細は不明なものの、マテーラ不在の第13節・東芝ブレイブルーパス東京戦では59失点、第14節・サンゴリアス戦では60失点とチームの今季最多失点を更新ているだけに、早期復帰が望まれる。
「毎週毎週、経過観察しています。自分たちとしても早く戻って来てほしいと願っています。もし可能であれば(今週末の試合に)関わってくるかもしれないが、来週の試合後にはバイウィークがあるので、もう2週休んで試合に戻って来るのがベストなのかなと思っています」
ヒートはマテーラに限らず、けが人も多く抱えている。
WTBレメキ ロマノ ラヴァは第12節で第6節以来の復帰も、再び負傷。指揮官はブレイブルーパス戦後に「あごを骨折をしているので、今季中の復帰は難しい」と明かした。遡れば、序盤戦好調だったCTBジョニー・ファアウリも、
第6節での足の負傷で欠いている。
なかなかメンバーを固定できていない日々が続いているが、キアランHCは「ケガもそうですが、練習での成果も合わさっている」とした。
第14節ではSHの根塚聖冴が今季初めて起用した。その件について、「根塚は練習試合で良いパフォーマンスをしてくれていた。今日も彼が入ってきてからの30数分間、良いエナジーを出してくれました」と語った。
しかし、この日もアクシデントはあったようで、「けがの影響でメンバーを毎週変えなければいけない部分も正直ある」と認めた。
「この試合ではマヌ・ヴニポラを10番で起用する予定でしたが、フレイザー・クワークが疲労骨折してしまったので12番で起用しました。ただ、復帰明けでしたので早めに交代しています。また、DK(CTBダーウィッド・ケラーマン)も昨日体調を崩したため、(そのまま起用したが)早めに下げなければいけませんでした」
しかし、けが人が多くても、2試合連続でゲーム主将を務めるFL小林亮太は前向きな姿勢を維持する。
サンゴリアス戦は最終スコアでは31-60と大きく差を広げられたが、後半14分には12点差まで迫っていた。
「次に自分たちがスコアをすれば、だいぶ相手にプレッシャーをかけられるところで、実行力が足りませんでした。自陣からの脱出で正しいプレーができず、そこからズルズルと崩れてしまうことがありました。先週の試合も同じです。これまでに勝ってきた試合では、そこで相手にプレッシャーをかけて勝ち切れた。しっかり力を発揮できれば、僕らはどのチームにも勝てると信じています。チームのみんなも取り切るところが課題だと理解しているので、どうにか次のゲームで修正していきたい」
次節(第15節)は4月11日におこなわれる秩父宮ラグビー場でのホストゲーム。連敗を「5」で止められるか。