国内 2025.04.07

横浜キヤノンイーグルスのマシュー・フィリップが今季限りで退団へ。ワラターズと2027年まで契約。

[ 編集部 ]
横浜キヤノンイーグルスのマシュー・フィリップが今季限りで退団へ。ワラターズと2027年まで契約。
横浜キヤノンイーグルスでも支柱を担うマシュー・フィリップ(撮影:松本かおり)

 オーストラリア協会(RA)は4月6日、横浜キヤノンイーグルスに所属するLOマシュー・フィリップが今季限りで退団し、2027年シーズン終了までワラターズと契約すると発表した。

 オーストラリア代表キャップ31を持つ31歳は、2023年のW杯を戦った後、イーグルスに加入。
 199センチ、115キロの長躯を生かしたプレーと献身的な動きで、昨季から1試合を除く全試合に先発している。

 今回の契約で、フィリップがワラターズおよびワラビーズで今夏にブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズと対戦する資格を得た。2027年の自国開催のW杯出場を目指すことも意味する。

「帰国できて嬉しいです。来年、ニューサウスウェールズ州を代表して家族、友人、サポーターの前でプレーできることを本当に楽しみにしています」とコメントした。

「日本での時間は、自分のプレーを磨き、フィールド外で成長し続ける素晴らしい機会でした。この経験を持ち帰り、オーストラリアのラグビーに再び貢献したいという意欲があります」

「近い将来、地元で本当に大きなイベントがいくつかあり、ぜひ参加したいと思っています。そのための最高の機会を得られるよう、一生懸命努力します」と続けた。

 フィリップは2016年にウェスタン・フォースに加入。翌年に横浜での日本代表戦でワラビーズデビューを果たした。

 2018年にはメルボルン・レベルズに移り、2020-2021シーズンはフランスのポーでもプレー。スーパーラグビーでは通算70試合以上出場している。

 しかし、フィリップはワラターズでのプレーを夢見ていたと、ダン・マッケラーHCは語った。
「彼はシドニー出身で、ワラターズとスカイブルーのジャージーに非常に情熱を注いでおり、ニューサウスウェールズ州でプレーすることが彼の夢でした」

 RAのハイパフォーマンスディレクターであるピーター・ホーンはこう付け加えた。
「現在、海外にいる選手たちが母国でゴールドジャージーを代表したいという希望を表明しているのはとても心強いです」

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