国内 2025.04.06

【リーグワン】クボタスピアーズ船橋・東京ベイがブラックラムズ東京に快勝。3チーム目のプレーオフ進出決定。

[ 編集部 ]
【リーグワン】クボタスピアーズ船橋・東京ベイがブラックラムズ東京に快勝。3チーム目のプレーオフ進出決定。
プレーヤー・オブ・ザ・マッチのオペティ・ヘル[S東京ベイ](撮影:イワモトアキト)

■NTTリーグワンD1第14節・4月6日@秩父宮ラグビー場(東京)
【S東京ベイ 42-14 BR東京】

 第13節終了時点で9位(4勝9敗・勝ち点22)のリコーブラックラムズ東京が、3位(10勝1分2敗・勝ち点48)のクボタスピアーズ船橋・東京ベイが秩父宮で対戦。ホストのブラックラムズは4月6日を「シロの日」として、ホワイトの2ndジャージーで試合に臨んだ。

 スピアーズは序盤からゲームを優位に進める。アタックでフェーズを重ねて前進し、前半7分にPRオペティ・ヘルの突破からラストパスを受けたWTB根塚洸雅が先制トライを奪う。SOバーナード・フォーリーのコンバージョンも決まりスピアーズが7点を先制した。

 15分にLOルアン・ボタが足を引っ掛けるトリッピングでイエローカードを受け10分間の一時退場となるも、スピアーズの勢いは止まらない。高いインテンシティでゲインを切り前進を続け、20分には敵陣22mライン内のスクラムからFKの反則を誘い、クイックタップからの攻撃でHOマルコム・マークスが押し込み2本目のトライ(G)を奪う。29分にはHIAの一時交代でリーグワン初出場を果たしたWTB松下怜央が左大外から3人を弾きながら初トライをマークした。

 追うブラックラムズは36分に左中間のラインブレイクからトライを返したかに見えたが、TMOで前のフェーズでのクロックロールの反則が確認されてキャンセルとなる。スピアーズの隙の無い守備を前に40分を通して得点を加えることができず、21-0とスピアーズがリードする展開でハーフタイムを迎えた。

 後半開始早々の2分、スピアーズのCTB立川理道の前方へのキックをバーナード・フォーリーがキャッチし、パスを受けたCTBリカス・プレトリアスがトライゾーンまで走り切ってさらに得点を重ねた。

 11分、ブラックラムズはペナルティが起点のラインアウトからフェーズを重ねてNO8ブロディ・マクカランがトライラインに手を伸ばし7点を返す。しかし22分にSH TJ・ペレナラがヘッドコンタクトでイエローカードを受けると、直後のラインアウトから右への展開で根塚洸雅が自身2本目のトライ(G)を決め、スピアーズがリードを保つ。(35-7)

 終盤にかけてそれぞれ1トライ1ゴールを加えてフルタイムを迎え、最終スコア42-14で勝利したスピアーズは勝ち点53とし、2季ぶり3回目のプレーオフトーナメント進出を決めた。敗れたブラックラムズの勝ち点は22で変わらなかった。

 スピアーズのNO8ファウルア・マキシ キャプテンは、タフなブラックラムズ相手に準備を進めてきたと語り「自分たちのプロセスをもう1回見直して取り組んできて、準備してきたものが今日の試合で出たと思うのでよかったです」と、プレーオフを決めたゲームを振り返った。

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