【リーグワン】東芝ブレイブルーパス東京、今季リーグ最多得点で首位キープ。コベルコ神戸スティーラーズを73-28で撃破。

■NTTリーグワンD1 第14節・4月6日@神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(兵庫)
【BL東京 73-28 神戸S】
前節でプレーオフ進出を決めた昨季王者の東芝ブレイブルーパス東京が、5位・コベルコ神戸スティーラーズ相手に強さを示した。
自陣からでもアグレッシブに展開するアタックで次々とトライラインを越え、73-28で大勝。大量11トライを奪い、今季リーグ最多得点をたたき出した。
立ち上がりこそスティーラーズがアーリーエントリーで初先発のSH上村樹輝の好キックでエリアを進めるも、ブレイブルーパスは自陣深くでボールを繋ぎ、一気にトライまで持っていった。前半8分、5つのパスで左に展開、CTBマイケル・コリンズがエッジを駆け抜け、最後はWTB森勇登がトライラインを割った。
その3分後にはノーホイッスルトライを挙げる。再びエッジを攻略。CTBロブ・トンプソンの突破からSOリッチー・モウンガ、SH杉山優平と繋いだ。
さらに16分にはLOジェイコブ・ピアスのスティールを起点にWTB森が2トライ目を奪取した。
0-21とされたスティーラーズはここから反撃。スクラムで優位に立ち、21分、30分とWTB濱野隼大が連続トライを挙げた。
しかし、14-21と7点差まで迫った直後にキックチャージに遭う。2分後にも再びノーホイッスルトライを与え(SOリッチー・モウンガの突破が起点)、14-33とリードを広げられた。
前半終了間際にはHO松岡賢太、FLティエナン・コストリーのゲインからLOジェラード ・カウリートゥイオティがトライラインを陥れるも、以降は沈黙した。
33-21で迎えた後半は、ブレイブルーパスが1分のFB松永拓朗のトライを皮切りに5連続トライ。そのほとんどを自陣からの展開で奪い、66-21として大勢を決めた。
WTB森は4トライを挙げる活躍だった。
ブレイブルーパスのトッド・ブラックアダーHCは「選手たちのパフォーマンスは素晴らしかったと思います。アタックではスペースを的確に突きながら、オフロードを披露することができた。1週間準備してきたことをそのまま出せました」と語った。
一方のスティーラーズのデイブ・レニーHCは「東芝はフィールドのどこからでもダメージを与えられる選手が揃っています。そうしたチームに対して、体を正面から当てる、タックルをしきることができなければ、こういう結果になる。恥ずかしいパフォーマンスでした」と話した。