松島幸太朗[東京サンゴリアス/FB]が通算100試合出場を達成。自身の今季初勝利で快挙に花を添える。
![松島幸太朗[東京サンゴリアス/FB]が通算100試合出場を達成。自身の今季初勝利で快挙に花を添える。](https://rugby-rp.com/wp-content/uploads/2025/03/O3Y00048.jpg)
NTTリーグワン ディビジョン1・東京サントリーサンゴリアスのFB松島幸太朗が3月29日の第13節・静岡ブルーレヴズ戦に80分間出場し、トップリーグ/リーグワン通算100試合出場を達成した。
現在32歳の松島幸太朗は、2011年に桐蔭学園高を卒業後、南アフリカのシャークスアカデミーに所属し、2013年に当時トップリーグのサントリーサンゴリアスに加入し国内トップレベルでのキャリアをスタートさせた。以降、フランス・TOP14のクレルモンに移籍していた2020年度からの2季を除き、サンゴリアスで10季に渡ってプレーを続けている。日本代表としても55キャップの出場記録を持ち、2015年から3大会連続でW杯に出場するプレーヤーが、所属チームで新たな称号を得た。
ケガで出遅れた今季は3月2日の第10節・横浜キヤノンイーグルス戦の途中出場で復帰を果たし、ここから4戦連続で試合に出場している。100キャップのメモリアルゲームとなった静岡BR戦は松島にとって今季のサンゴリアスで初めて勝利を味わう瞬間にもなった。
試合終了後はチームメイトが100キャップメモリアルTシャツを着用し、快挙を祝うセレモニーが催され、松島は雨天の中来場したファンに感謝の言葉を伝えた。
チームとしても4戦ぶりの勝利となったメモリアルゲームについての感想を問われると「ほっとしました。うれしかったですし、今のチームにはデカい1勝だと思うし、終わった後のみんなの笑顔を久しぶりに見れました」と安堵の言葉を述べた。
もっとも、この日の東京都心の気温は午後2時に4.6度を記録、さらに雨が降る厳しいコンディションということもあり、ハンドリングには苦労した。
「風もちょっとあったので結構難しくて。前半は全然ボールが手につかなくて、久しぶりに個人では最低の40分だったと思います。でもそこでしっかり切り替えて後半に入れたので、引きずらなくてよかったです」
ラグビープレーヤーとしての生活も“後半”に入った自覚を持つが「やっぱりパスとかキックのスキルはあった方が良いので、この先も伸ばしていきたいと思います」と語るように向上心を抱き続けている。これからもアグレッシブアタッキングラグビーの道を歩む。