【リーグワン】耐えた東京サンゴリアスが“泥臭く”静岡ブルーレヴズに勝利。

■NTTリーグワンD1第13節・3月29日@秩父宮ラグビー場(東京)
【東京SG 22-17 静岡BR】
12チーム中上位6チームがプレーオフに進出する今季のリーグワン。8位の東京サントリーサンゴリアスがプレーオフ圏内4位の静岡ブルーレヴズをホストゲームに迎えた。
寒の戻りに雨が降るコンディションで両チームともボールに手がつかない。スコアが動いたのは前半19分、トライライン前5mスクラムのチャンスを得たブルーレヴズが左から中央に展開しFLジャスティン ・サングスターが押し込んでラインを越えた。FBサム・グリーンのコンバージョンも決まりブルーレヴズが7点を先制する。
その後もブルーレヴズがテリトリーで優位に立つ中、サンゴリアスは22分のPGで3点を返し、36分にはWTBチェスリン・コルビが自陣で奪ったインターセプトから走りきりトライ(SO高本幹也のG成功)で逆転に成功。10-7のサンゴリアスリードで前半を折り返した。
後半に入り互いに1トライ1ゴールを加えて迎えた20分過ぎ、サンゴリアスはCTB中野将伍のゲインからトライライン目前まで攻め込むと、フェーズを重ねた末24分にFL箸本龍雅が右中間を押し込むトライ(G)で追加点を奪う。(22-14)
ビハインドのブルーレヴズは33分のPGで3点を返した後もボールをキープしアタックを続ける。22mラインを越えられながらも耐え続けたサンゴリアスは42分過ぎにボールを奪い、22-17のスコアで白星をつかんだ。
ラストプレーで自らボールをスティールしたサンゴリアスのキャプテン、HO堀越康介は「今日は本当に泥臭くて、観ている方からしたら汚いラグビーだったと思いますけど、これが僕たちのDNAであり自分たちらしいラグビーができたと思います」とコメントし、勝ち取った勝利に胸を張った。
4戦ぶりに勝利したサンゴリアスは戦績を5勝2分6敗・勝ち点26とし、4戦ぶりの敗戦となったブルーレヴズは9勝4敗・勝ち点40とした。