【スーパーラグビー】ハリケーンズがワラターズに大勝。ブランビーズはハイランダーズに7点差で勝利。

「スーパーラグビー・パシフィック2025」第7節は3月28日にNZ/AU対決の2試合がおこなわれた。ウェリントンではハリケーンズがワラターズを圧倒し、キャンベラではブランビーズがハイランダーズとの接戦を制した。
【ハリケーンズ 57-12 ワラターズ】
@スカイ・スタジアム(ウェリントン)
前半4分、トライライン前の中央でSOローソン・クレイトンがラインブレイクしワラターズが先制トライ(G)をマークする。
ハリケーンズは直後に反撃。8分にラインアウトからBKのデザインされたラインアタックで左WTBキニ・ナホロがトライ。さらに19分にもFBルーベン・ラヴの左へのロングパスが通りキニ・ナホロが2本目のトライを決め逆転に成功する。(10-7)
以降もハリケーンズが試合のペースをつかむ。36分にHOアサフォ・アウムアが右中間を押し込んでトライ(G)。このキックオフリターンから流れるように相手守備陣を突破しSHキャム・ロイガードが続けてトライ(G)。24-7のハリケーンズリードで前半を折り返した。
ワラターズは後半4分に初出場のWTBアーチー・サンダースがトライゾーンの左スミに飛び込んで1本返すが、以降もハリケーンズが主導権を握りながら試合が進む。
12分のラインアウトモールがペナルティトライとワラターズのキャプテン、CTBジョーイ・ウォルトンのイエローカードを生み出し、数的有利の間に次々とトライを重ねていく。39分にキニ・ナホロが左大外で対面を倒しながらハットトリックとなるトライを決めて試合を締めた。57-12で大勝したハリケーンズは3勝3敗・勝ち点14、ワラターズは4勝2敗・勝ち点17とした。
【ブランビーズ 34-27 ハイランダーズ】
@GIOスタジアム(キャンベラ)
ファーストプレーでブランビーズのWTBコーリー・トゥールがヘッドコンタクトによるイエローカードを掲示されるも、ブランビーズが前半5分のPGで3点を先制する。ハイランダーズは数的有利の11分に左サイドでボールをつないでWTBケイリブ・タンギタウがグラウンディングし逆転。(5-3)
その後ブランビーズは圧力を高め、22分にHOビリー・ポラード、31分にPRアラン・アラアラトアがトライをマークし15-5のリードでハーフタイムを迎えた。
後半に入るとハイランダーズが得点を重ねていく。4分に右サイドでの前進からFBサム・ギルバートがトライ(G)をマークすると、14分にもWTBジョナ・ナレキが中盤のディフェンス突破からトライゾーン左中間に飛び込み再びリードを奪う。(19-15)
スコアは22-20となりハイランダーズの2点リードで迎えた試合終盤、ブランビーズの左前方へのキックがキャリーバックを誘発し5mスクラムのチャンスを得る。ここから右へ大きく展開し、33分にWTBアンディ・ミュアヘッドがスミにトライ(G)し逆転に成功。続けて38分にもCTBレン・イキタウが左サイドを破り、スコアを34-22とした。
ハイランダーズは40分のケイリブ・タンギタウの2本目のトライで7点差に迫るがラストチャンスのアタックで追いつくことはできず。34-27でブランビーズが勝利を収め、今季の戦績を4勝3敗・勝ち点19とした。ボーナスポイントを得たハイランダーズは2勝4敗・勝ち点12。