スピアーズのルーキー近藤翔耶、上ノ坊悠馬、浅井勇暉が会見、意気込み語る

3月20日、クボタスピアーズ船橋・東京ベイの新入団選手会見がおこなわれ、浅井勇暉、上ノ坊悠馬、近藤翔耶、3名のルーキーが、オレンジのジャージー姿で意気込みを語った。
フラン・ルディケヘッドコーチは、数週間前から練習に参加をしている3人の姿を見て「彼らのエネルギーとスキル、学びの速さに感銘を受けています。スピアーズは、年齢に関係なく十分なパフォーマンスを出すことができればどんどんメンバーに入ることができる。そういうチャンスをしっかりものにできるようにエキサイティングにやってほしい」とエールを送った。
3名の選手の意気込みを写真とともに紹介する。

「一つひとつの練習に向かう姿勢が大学と違ってプロフェッショナルで、このような場所に身を置いて練習できることがうれしいです。グラウンドでのスピード感や判断も、より高いものが求められているということを実感しています。自分自身の強みはワークレートが高く、ボールを持っていないときの動き出しやケアの部分ですが、そのスキルの部分でもまだまだ劣っているので、もっと伸ばしていきたい」
ルディケHCより
「(大学4年生のときに参加した)練習でリカス・プレトリアス選手を抜いたシーンが印象的でよく覚えています。フットワークが素晴らしく、ランもパスもキックもできる。加えてスペースを見つける視野の広さもあります」
前川GMより
「学生のときの練習を見学したときに彼のチームへの声がけが素晴らしかった。コーチのような視点を持ったリーダーシップのある選手はチームに多ければ多いほど、苦しいとき、しんどいときにいい方向に持っていける。リーダーのひとりとしてチームを安定して勝たせてくれるような選手になることをとても期待しています」

「高いレベルでやっていけるかとても悩んだのですが、やるからには挑戦したいと決心しました。チームがみんな仲が良くて、ファミリー感が強くていいなと思ったのも決めた理由です。一つひとつの練習での切り替えが速くて、大学とは違うなと実感しました。リーグワンで通用するためにはもっとフィジカル面を鍛えて頑張っていきたいと思っています」
ルディケHCより
「ブレイクダウンの練習でいい動きを見せてくれています。常に動き続けてチャンスを伺い、ストップしないワークレートの高さもあり、バックローとして求められるものを備えています」
前川GMより
「大学4年生になるまでレギュラーに定着していなかったのですが、彼が素晴らしいのは、ジュニアチームでもAチームでも同じクオリティでできるところです。バックローのような競争が激しいポジションではこれは一番大事になってくる。チャンスが回ってきたときに必ずそれを掴んで、自分の実力を発揮して、チームを勝利に導いてくれるような選手になってくれると思います」

「ラグビーをやるか就職をするかでとても悩んでいたのですが、(学生時代に)練習に参加したときに、皆さんすごく優しくて家族のように指導してくださって、この環境でラグビーを続けたらもっとうまくなれる、ラグビーを通じてもっと自分が成長していきたいと思い、入団を決めました。これからは、LOはセットプレーの要になってくるポジションで、どの試合でも安定したパフォーマンスが出せるように、先輩たちの力を借りながら伸ばしていきたいです」
ルディケHCより
「彼は機動力があり、足も速く、ジャンプのスピードもある。ロックとしてセットピースに高い意識ももっているのも重要なところです」
前川GMより
「中高生のときにアルペンスキー競技をしていたということですごく骨太な選手。大学では4年生でレギュラーの座を掴むとそこから全試合出場を果たしていて、LOとしてのタフさ、可能性を感じました。セットプレーを中心に要になる選手になっていってほしいです」