『ラグビー わんだほー!』&ラグマガコラボ企画 全国高校選抜大会完全ガイド制作記念インタビュー

「ここでその年の勢力図が決まる」といわれる高校ラグビーの春のビッグイベント、全国高校選抜大会が、3月23日から埼玉県の熊谷ラグビー場ほかで始まります。それに合わせて、同22日発売のラグビーマガジン5月号では、出場32校のさまざまな情報を掲載した『センバツ完全ガイド』を付録として制作しました。
ラグマガ初となるこの試みを記念して、今回はJ SPORTSの人気ラグビー情報番組、『ラグビーわんだほー!』とのコラボ企画が実現。浅野杏奈さん、村上晃一さん、谷口廣明さんのおなじみの3人に、高校ラグビーの魅力や全国選抜大会の見どころをたっぷりと語っていただきました。
なお大会の模様は、J SPORTSオンデマンドで全試合ライブ中継されます。ラグマガ完全ガイドとともに、高校生たちの青春の戦いを存分に楽しみましょう!
◆選抜を見れば1年がよりおもしろくなる
――高校ラグビーの春の一大イベント、全国高校選抜大会が3月23日から始まります。まずは全国選抜大会に対するイメージ、花園との違いを感じる部分を教えてください。
村上 その年最初の高校ラグビーの全国大会で、ここから追っていくとその1年がよりおもしろくなる、という大会だと思います。
谷口 今まで見たことのない選手をチェックできる絶好の機会ですよね。その選手が、冬の花園でどれだけ伸びたかということも、選抜を見ることでわかる。そういう選手を探すのが楽しみです。
浅野 私は高校ラグビーを本格的に見始めたのが去年くらいからなのですが、春から見ることで、花園がより深く楽しめるようになるというのをすごく感じました。1年の大切なスタートダッシュですし、ここからどんなシーズンになっていくのか、注目しています。
――花園は都道府県代表ですが、選抜はブロック大会の結果で出場校が決まるので、花園では見られない同県対決が実現したりもします。また参加するのはブロック大会を勝ち上がった実力校ばかりなので、花園以上に初戦から好カードが目白押しというのも選抜の特徴といえます。
村上 今回も1回戦からおもしろい試合が多いですよね。東福岡-流経大柏とか、京都成章-目黒学院とか。
浅野 佐賀工業-國學院栃木、めちゃくちゃ楽しみです。中部大春日丘-松山聖陵もおもしろそう。
谷口 福岡の筑紫とか、愛知の名古屋とか、県内に全国トップクラスの学校があって花園予選で悔しい思いをしてきたチームが、こうやって全国大会に出てくるのが選抜の楽しみですよね。自分たちはこれだけ力があるんだぞ、とアピールする見せ場かなと。
村上 個人的には初出場の早稲田佐賀に注目しています。2021年の創部で、山下昂大監督が一から作り上げて4年で全国大会に出てきた。九州大会3位での出場だから、これは立派です。