国内 2025.03.02

中村駿太[横浜キヤノンイーグルス/HO]の100キャップ記念試合を勝利で祝う。さらなる高みへ「もっとハングリーに」

[ 木村大輔 ]
中村駿太[横浜キヤノンイーグルス/HO]の100キャップ記念試合を勝利で祝う。さらなる高みへ「もっとハングリーに」
試合後、両チームが中村駿太の快挙を祝福した©︎JRLO

 NTTリーグワン ディビジョン1・横浜キヤノンイーグルスのHO中村駿太が、3月2日の第10節・東京サントリーサンゴリアス戦に先発出場し、前身のトップリーグ(44試合)と合わせて通算100試合出場を達成した。

 中村は桐蔭学園高、明大を経て2016年に当時トップリーグのサントリーサンゴリアスに入団。7季プレーした後、2023-24シーズンよりイーグルスに移籍し2季目のシーズンを送っている。2月28日に31歳の誕生日を迎えた2日後、古巣と対戦する通算100キャップのメモリアルマッチに出場し、チームの33-22の勝利に貢献した。

 HOとしてのスキルと走力に定評のある中村は、今季ここまでの全10試合に出場しているが、沢木敬介監督は中村のポテンシャルをふまえて「もっとハングリーになって、インターナショナルレベルになって、テストマッチプレーヤーにならないといけないと思う」と語るように、さらなる飛躍へ期待をかけている。

 日本代表は中村本人も強く意識する舞台だ。これまで代表合宿に参加した経験はあるものの、試合出場によるキャップは獲得できていない。中村は「まだまだ自分の中で伸びしろはあると思うので、可能性がある限りチャレンジしていきたいです」と意欲を示す。

 この日の勝利で今季5勝5敗となり、プレーオフ圏内の5位につけるイーグルスもさらなる高みを目指す。

「チームとして、もっと勝利にハングリーにならなきゃいけないと思いますし、そういう部分がこの試合でちょっとずつ出てきたと思うので、もっとギアを上げてやっていくことが一番大事だと思います。執着心というか、勝ちに対する努力をチームで出していきたいです」

 飽くなき向上心が自身とチームをさらに上のステージへ引き上げる。

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