【リーグワン】D3新規参入チームの埼玉ダービー、狭山セコムラガッツがヤクルトレビンズ戸田を押し切る。

■NTTリーグワンD3第5節・2月2日@アースケア敷島サッカー・ラグビー場 (群馬)
【狭山RG 36-6 戸田L】
今季からディビジョン3に参入したヤクルトレビンズ戸田が、アースケア敷島サッカー・ラグビー場でのホストゲームを初開催。同じ新規参入チームの狭山セコムラガッツとの「埼玉ダービー」が群馬県前橋市でおこなわれた。
前半6分、左大外のWTB神座立樹にパスが回り、相手を振り切ってトライ。ラガッツが5点を先制した。その後はミッドフィールドでの展開が続く中、追うホストのレビンズはひたむきに前進し、28分にSOニック・イブミーがPGを通して3点を返した。
ラガッツは前半終了間際に左のラインアウトから右大外に展開し、WTB奥田勇志がトライラインを越えた。SO忽那鐘太が鋭い角度のコンバージョンを決めて10-3のリードでハーフタイムを迎えた。
レビンズは後半3分のPGで4点差に迫るが、以降はラガッツに流れが移る。13分にラインアウトモールからのトライでリードを広げると、27分にはレビンズのLOジェームス ・タッカーのオフサイドが故意の得点機会阻止とされ、イエローカードとペナルティトライになった。(24-6)
ここから2トライ1ゴールを加えたラガッツが36-6で埼玉ダービーを制し、今季の成績を4勝1敗とした。1トライとビッグゲインを見せプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出された神座立樹は、「『埼玉ダービー』に向けてチームとして良い準備ができたことが結果につながったと思います」と振り返った。
この日は小雨が降る寒空の中、526人の観客がスタジアムを訪れた。レビンズは敷島でのホストゲームに向けて、地元ラグビースクールを招待するなどプロモーション活動をおこなってきた。
試合の中ではノンメンバーの選手たちがハーフタイムにスタンドに登場して、ミニボールを投げ入れるイベントを実施。試合終了後にも選手たちの「お見送り」がおこなわれるなど、来場者へのアプローチをねらった企画が展開されていた。