三菱重工相模原ダイナボアーズ、レスター・タイガースとのパートナーシップを締結。U20イングランド代表ルイス・チェッサムの加入も発表。

　NTTリーグワン ディビジョン1の三菱重工相模原ダイナボアーズが、イングランド・プレミアシップのレスター・タイガースとパートナーシップを締結した。このパートナーシップにより、レスター・タイガースに所属していたLOルイス・チェッサムが加入することを1月29日に発表した。

　レスターはプレミアシップ優勝10回、欧州チャンピオンズカップ2回の実績を持つ名門チームで、今季のプレミアシップでは第11節終了時点で10チーム中4位につける。

　今回のパートナーシップ締結で、レスターから相模原DBへの支配下選手派遣、相模原DB選手のプレミアシップ（下部リーグ含む）でのプレー機会創出、ラグビー（競技）・事業運営（ビジネス）の情報交換・共有・交流、社会種課題解決に向けた取り組み全般などの領域での連携がおこなわれる。

　同日、パートナーシップによる連携の成果として、レスターに所属しレンタルでノッティンガム・ラグビーでプレーするルイス・チェッサムが相模原DBに加入することが発表された。

　ルイス・チェッサムはU20イングランド代表に選出された206センチ、120キロの21歳。レスターのリチャード・ウィルクスGMは、「レスター以外に住んだことがない若者ルイスにとって、このチャンスは世界的な経験と前向きな成長をもたらすだけでなく、グレン・ディレーニーHCによる素晴らしいラグビー精神のもと、新しいハイレベルな環境で進化させる機会も与えてくれます」と期待を寄せた。

　相模原DBの石井晃GMは、今回のパートナーシップはグレン・ディレーニーHCのサポートで実現したと明かし、ポイントである双方の選手派遣について、「ルイス・チェッサム選手のように、プレミアシップ出場経験のある力と、ダイナボアーズとして喫緊のニーズに合致した選手の招へいが実現します。対して、例えばダイナボアーズの日本人選手がイングランドでプレーし成長する機会を得ることも、近い将来あるかもしれません。日本ラグビー界にとっても素晴らしい機会です」と連携の意義を示した。