【リーグワン】スピアーズが接戦を制す。ラスト5分で逆転許したヒートは3連勝ならず。
■NTTリーグワンD1第3節・1月5日@三重交通G スポーツの杜 鈴鹿(三重)
【S東京ベイ 32-27 三重H】
開幕2連勝の三重ホンダヒートが2025年の初戦に1勝1敗のクボタスピアーズ船橋・東京ベイを迎えた。
前半9分のPGでスピアーズが先制するが、直後にヒートが敵陣深くに侵入。左サイドのスクラムからFBレメキ ロマノ ラヴァが右中間でラインブレイクし、フェーズを重ねて11分にFLパブロ・マテーラがトライ。SOマヌ・ヴニポラのコンバージョンも決まり逆転した。(7-3)
スピアーズも得点を重ねる。25分にゴールライン前のラインアウトからSH藤原忍が裏に抜けてトライ。SOバーナード・フォーリーのゴール成功で7点を返し再びリードを奪うと、36分にもラインアウトモールからのトライでさらに5点を追加した。(15-7)
追うヒートは38分にこぼれ球をWTBラリー・スルンガが前方へキック、これを拾ったレメキがインゴールに飛び込んだ。12-15のスコアでヒートが3点差まで迫り、前半を折り返した。
後半4分、約30メートルのPGをスピアーズのフォーリーが沈めリードを広げるが、8分に右サイドでボールをつなぎ途中出場のFL小林亮太が受けトライ(G)で逆転。14分にもレメキがゴール前スクラムから3人を弾きながらインゴールを割りさらにリードを広げた。(24-18)
ビハインドとなったスピアーズは25分に中央でクリーンブレイクしたCTBリカス・プレトリアスのトライ(G)で逆転するが、30分にPGを許してまた2点ビハインドとなる。(27-25)
迎えた終盤、35分に左大外でボールを受けたスピアーズのWTB木田晴斗が内に切り込んでトライ(G)、逆転し5点のリードを奪った。そのままフルタイムとなり、リードが目まぐるしく入れ替わる接戦を32-27でスピアーズが制した。
スピアーズは勝利の勝点4を獲得した。敗れて3連勝はならなかったヒートだが、7点差以内の敗戦のため勝点1を獲得した。