矢野武アナウンサーも注目するホンダヒート。期待の若きスクラムハーフ・北條拓郎に話を訊いた。
HEAT Way -Rise Up- 3年後リーグ優勝へホンダヒートの挑戦が始まる
“The Power of Dreams” 北條拓郎の原動力。
――チームとしての目標を、短いスパンと長いスパンでそれぞれ教えてください。
短いスパンでは、とにかく開幕戦に勝つことです。
――開幕戦は、12月21日に三重交通G スポーツの杜 鈴鹿で行われるリコーブラックラムズ東京戦です。トイメンはTJ・ペレナラの可能性が高いですね。
絶対に出てくると思いますし、インターナショナルプレーヤーと戦えるのは楽しみです。一発、かましたいですね(笑)。
長いスパンでは、2027年にリーグワン優勝を掲げています。ただ優勝するだけでなく、人として、チームとして最も尊敬される、ファンから愛されるチームを目指しています。
そのためにも今年は本当に大事なシーズンになると思っています。
――個人としてもアピールしたいシーズンですね。日本代表はどのくらい目指していますか。
もちろん日本代表になりたいですし、特に(クボタスピアーズ船橋・東京ベイの藤原)忍さんと9番を争えたら本当に楽しいと思います。そのためにも、まずは呼ばれるようにならないといけません。
――藤原選手が天理大で4年生の時に、北條選手は1年生でした。
いつも忍さんにくっついていました。1年の頃はコロナでチーム練習がなかったので、忍さんと一緒にずっとトレーニングしていました。
グラウンド外でも、休みの日は寮でご飯が出ないので忍さんが弁当を買ってきてくれて、部屋でラグビーを見ながら食べていました。
――4月27日のスピアーズ戦では直接対決が実現しました。
本当に楽しかったです。毎試合、9番だけには絶対に負けたくないと思ってプレーしていますが、それが忍さんだったのでより気合いも入りました。
一緒に頑張ってきた仲間とリーグワンで対戦相手として戦えるのは本当に楽しいです。
――その先輩がリーグワンでレギュラーになり、今ジャパンでも活躍中です。そういう意味では代表との距離を掴めるのでは。
忍さんがいけるのであれば自分もという思いはあります。見えてきたな、とは少し思いますけど、現実は甘くないとも思います。
――エディー・ジョーンズHCとのコンタクトは。
まだありません。ただ、エディーさんが気にかけてくれているというのは聞きました。存在を知っていただけているのは嬉しかったです。
――次のワールドカップまでの逆算はしていますか。
逆算したことはなかったですが、次(2027年)のワールドカップには出たいと思っているので、確かにそれを考えると来年には代表に呼ばれないといけない。
そういう意味でも今年はチームとしても、個人としても、大事なシーズンになる。良い準備をして臨みたいです 。
2027年のリーグワン優勝とワールドカップ出場という2つの大きな目標に向かって鍛錬を続ける北條拓郎。 三重ホンダヒートで今シーズン、どのような活躍を見せるのか。今から目が離せない。
三重ホンダヒートの最新情報はこちら
X https://x.com/hondaheat
インスタグラム https://www.instagram.com/hondaheat_official/