日本代表 2024.08.14

「パシフィックネーションズカップ」に臨む日本代表、最年長の立川理道がキャプテン就任。

[ 編集部 ]
「パシフィックネーションズカップ」に臨む日本代表、最年長の立川理道がキャプテン就任。
7月6日、JAPAN XVとしてマオリ・オールブラックス戦に出場した立川理道(撮影:早浪章弘)

 環太平洋の6チームで競う「パシフィックネーションズカップ」(PNC)に臨む日本代表のエディー・ジョーンズHCが8月14日にオンラインでの記者会見に応じた。この場で、SO/CTB立川理道が本大会のキャプテンを務めることが発表された。

 代表56キャップの立川は、宮崎合宿に参加したメンバーの中で最年長の34歳。W杯は2015年イングランド大会の出場以降、2019年、2023年大会には選出されなかったが、今年に入りJAPAN XV活動中の6月30日に追加招集を受け、以降継続的に代表活動に関わっている。

 6・7月の日本代表で、キャプテンとしてチームをまとめたFLリーチ マイケルは、休養を理由に今回のスコッドに選出されていない。(JAPAN XVはHO原田衛とSH齋藤直人が共同キャプテンを務めた)
 エディー・ジョーンズHCは、PNCで立川をキャプテンに任命した理由について、「若いチームでの“ロールモデル”となる」ことを期待していると説明した。
 所属チームのクボタスピアーズ船橋・東京ベイをキャプテンとして2022-23シーズンの優勝に導いた経験に加え、若手へのリスペクトを持ちつつ時に厳しい要求もするバランス感覚を備えた姿勢も、エディーHCの評価の対象となったようだ。

 合宿では“サマーシリーズ”で得た大きな課題であるセットピースの安定性、ハンドリングエラー、重要な局面での判断の改善に取り組んでいるという。
 立川キャプテンはPNCについて、こうした課題を修正する良い機会と捉えており、「ここでしっかりと結果を残すことで自信がついて、さらに成長が加速できる」と話した。

 PNCでプールBに入った日本代表はバンクーバーで8月25日(日本時間8月26日)にカナダ代表、熊谷ラグビー場で9月7日にアメリカ代表と対戦する。プールBを通過し勝ち進むと、9月14日もしくは15日に秩父宮ラグビー場での準決勝、9月21日に東大阪花園ラグビー場での決勝を迎えるスケジュールとなる。
 立川を先導役としたエディー・ジャパンが2027年のW杯を見据え、大会を通じた成長と勝利をめざす。

■パシフィックネーションズカップ2024 参加チーム
プールA:フィジー、サモア、トンガ
プールB :カナダ、日本、アメリカ

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