国内 2024.05.25

【リーグワン決勝前日会見】熱闘必至のファイナルを前に、ワイルドナイツ、ブレイブルーパスの両陣営が決意を語る。

[ 編集部 ]
【リーグワン決勝前日会見】熱闘必至のファイナルを前に、ワイルドナイツ、ブレイブルーパスの両陣営が決意を語る。
それぞれよく知る間柄とあって、終始和やかなムードで進んだ(撮影:黒崎雅久)



 2023-24シーズンのリーグワンの掉尾を飾るプレーオフ決勝が、5月26日に国立競技場でキックオフされる。決戦を目前に控えた25日の夕方、埼玉パナソニックワイルドナイツと東芝ブレイブルーパスの監督、ヘッドコーチとキャプテンが、同会場で前日会見をおこなった。

 登壇したのは、ワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督とHO坂手淳史キャプテン、ブレイブルーパスのトッド・ブラックアダー監督とNO8リーチ マイケルキャプテンの4名。ディーンズ監督が「勝者は1チームしかいない。自分たちがやってきた努力に満足しているし、最後に自分たちが前に立てればと思っています。ファンの皆さんがワクワクするような試合を見せたい」とファイナルへの意気込みを語れば、ブラックアダーHCも「このチャンスをつかむために選手たちは努力してきた。全力を尽くして戦ってくれることに疑いはないし、すばらしい2チームが対戦することにワクワクしています」と決勝にかける思いをコメント。NZ時代から指導者と選手という間柄で多くの試合を戦い、数々のタイトルを獲得してきた師弟関係にある2人だけに、それぞれ感慨深い表情で「これこそがラグビーのすばらしさ。こうした舞台で対峙できることを誇りに思う」と口をそろえた。

トロフィーを前に握手するディーンズ監督(左)とブラックアダーHC(撮影:黒崎雅久)

 また坂手、リーチの両キャプテンも日本代表でともにW杯に出場した盟友とあって、ファイナルで対戦できることを心から楽しみにしている様子。坂手が「やっとこの舞台に立てて、王座奪還という言葉を使える。いい準備をしてきたし、チームは自信に満ちあふれている。それ(王座)を取りに行きたいし、準備してきたことを全力で出したい」と気迫をみなぎらせれば、リーチもいまだ手にしていない日本一のタイトルに向け「決勝の舞台に立つことを楽しみにしています。東芝に入って調子いい時、悪い時があり、その間にワイルドナイツは勝つべき試合を勝ってきた。ワイルドナイツにチャレンジするマインドセットを持ってやっていきたい」と決意を表明。自チームで期待する選手として、坂手はSO松田力也、リーチはLOワーナー・ディアンズの名を挙げた。

 両者は今季、レギュラーシーズンの第9節で対戦し、その時はワイルドナイツが36-24でブレイブルーパスを退けている。11週後の再戦で勝利を手にし、トロフィーを掲げるのはどちらか。ラグビーファン必見の大一番は、15時5分にキックオフされる

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