D2のグリーンロケッツ東葛もトップ3入り確定 レッドハリケーンズ大阪に大勝
6チームによって2回戦制の総当たり戦をおこなうディビジョン2で、NECグリーンロケッツ東葛が昇格への挑戦権(ディビジョン1との入替戦出場枠)獲得となるトップ3入りを決めた。千葉県の柏の葉公園総合競技場で3月10日、4位のレッドハリケーンズ大阪と対戦し、60-15で大勝。総勝点で19ポイント差がついたため、リーグ戦3試合を残して、豊田自動織機シャトルズ愛知、浦安D-Rocksに続いて上位3チームによる最終順位決定戦に進むことが確実となった。
グリーンロケッツ東葛は開始早々に敵陣深くに入り、連続攻撃をHOアッシュ・ディクソンがフィニッシュし先制した。15分にはゴール前でペナルティキック(PK)を得ると、NO8アセリ・マシヴォウが速攻を仕掛けてトライとなった。その後、相手に5点を許したが、39分にはすばやくボールを回してWTB尾又寛汰が切り込み、ブラインドサイドに回ったCTBクリスチャン・ラウイがHOディクソンからパスをもらってタッチライン際を駆け上がり、リードを広げた。
一方、31分にトライを奪い返していたレッドハリケーンズ大阪は、前半最後にも反撃してキャプテンのFL杉下暢がインゴールに突っ込み、5点を獲得。後半早々には、FLブレイク・ギブソンが敵陣10メートルライン付近のブレイクダウンからすばやくピックアップして抜け、力強くゴールへ走りきり点差を詰めた。
しかし、グリーンロケッツ東葛は24-15で迎えた48分(後半8分)、自陣から攻め上がり、NO8マシヴォウが右外にいたHOディクソンとのパス交換から約50メートル走りきり、流れを引き戻した。54分にはタテへ強いランナーを使ったあとテンポよくボールを動かし、FLミティエリ・ツイナカウヴァドラがパワフルにディフェンスを破って点差を拡大。終盤には、途中出場のSH田中史朗がPKから速攻を仕掛けてNO8マシヴォウのハットトリックにつなげるなど、4トライを追加して大勝となった。