国内 2024.03.03

2部首位の浦安D-Rocksが6勝目 レッドハリケーンズ大阪は来季昇格厳しい状況に

[ 編集部 ]
2部首位の浦安D-Rocksが6勝目 レッドハリケーンズ大阪は来季昇格厳しい状況に
ドライビングモールで先制した浦安D-Rocks (C)JRLO


 リーグワンのディビジョン2は、3月3日に大阪・ヨドコウ桜スタジアムで第7節の1試合がおこなわれ、浦安D-Rocksがレッドハリケーンズ大阪を31-12で下し、首位をキープした。

 ディビジョン2は、6チームによる2回戦制の総当たりリーグ戦(全10節)をおこなったあと、上位・下位3チームずつに分かれての順位決定戦で最終順位を決めることになっており、前日に試合があった豊田自動織機シャトルズ愛知に続いて6勝1敗となった浦安D-Rocksは、昇格を目指し、ディビジョン1の下位チームとの入替戦に臨むトップ3入りが確実となった(勝点差で浦安D-Rocksが現在1位)。

 敗れたレッドハリケーンズ大阪は2勝5敗(勝点8)となり、3位・NECグリーンロケッツ東葛(5勝1敗、勝点22)との差を詰められず、残りは3節で、トップ3入りは厳しくなった。

 浦安D-Rocksは序盤にラインアウトからモールで押しきり先制すると、7分にはスクラムからの展開でバックスがオフロードも巧みにつなぎ、CTBサミソニ・トゥアがパワーでタックラーを弾き飛ばすなど力強くゴールへ走りきった。17分にはキックチャージでプレッシャーをかけ、こぼれ球を拾ったレッドハリケーンズの別の選手がキックで自陣深くから脱出しようとしたが、レシーバーのD-Rocks14番リサラ シオシファがカウンターでディフェンスを切り裂き、FB安田卓平につないで3連続トライとなった。

 D-Rocksは接点の圧力も激しく、ゲームを優勢に進め、24分にも敵陣深くでスクラムを得ると、そのセットピースからSH飯沼蓮、SO田村煕のハーフ団が巧みに操り、WTB石井魁がフィニッシャーとなった。

 粘り強いディフェンスも見せたD-Rocksは、34分にはワイドにすばやくボールを動かし、WTBリサラがタックラーを次々と振りきってインゴールに持ち込み、リードを広げた。

 一方のレッドハリケーンズは、前半最後にゴール前でがまん強く攻め、キャプテンのFL杉下暢がピック&ゴーでインゴールに突っ込みトライを獲得。後半は、数的有利の時間帯にドライビングモールで得点し、相手には追加点を許さなかったものの、前半の大差をひっくり返すことはできなかった。

 なお、同日に岩手県の釜石鵜住居復興スタジアムで予定されていたディビジョン2の「日本製鉄釜石シーウェイブス×NECグリーンロケッツ東葛」戦は、雪の影響により、安全面などを考慮し中止が決定。キックオフ時間の変更と除雪等の対応をおこなったが、試合実施が困難と判断された。
 当該試合の再試合は決定次第、リーグワンから発表される。

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