東京サンゴリアスがブラックラムズ東京を圧倒、完封勝利。3位キープで折り返し
リーグワン・ディビジョン1で3位につける東京サントリーサンゴリアスは3月2日、秩父宮ラグビー場で10位のリコーブラックラムズ東京と対戦し、62-0と快勝した。サンゴリアスは6勝2敗でシーズン折り返しとなり、ブラックラムズは1勝7敗となった。
序盤にペナルティゴールで先制したサンゴリアスは、前半6分、スクラムで相手の反則を引き出し敵陣深くに入ると、ラインアウトから展開してWTB尾崎泰雅が左隅にファーストトライを決めた。
連敗脱出を目指すブラックラムズもアグレッシブに挑んだが、激しい攻防のなか、サンゴリアスは15分にも攻め込み、FB松島幸太朗がすばやい身のこなしでディフェンダーをかわしてインゴールに持ち込み、フィニッシャーとなった。
ブラックラムズは反則が多く、流れを変えることができない。主導権を握ったサンゴリアスは29分にも敵陣深くに入ると、ラインアウトからモールで押し込み追加点を挙げた。
劣勢のブラックラムズは粘り強くディフェンスするシーンもあったが、ハードゲームで運動量が落ちないサンゴリアスは36分にもゴールに迫ると、キャプテンのHO堀越康介がスピンしてタックラーをかわし、トライ。29-0で前半を終えた。
がまんの時間が続いたブラックラムズは後半、何度が敵陣深くに入るも、ラインアウトでスチールされるなどチャンスを逃し、得点できなかった。
そして、リードするサンゴリアスは、49分(後半9分)には松島の「50:22キック」で敵陣深くに入ってラインアウトからモールで押し込み、その後も4トライを追加して大勝となった。
なお、アルゼンチン代表歴代最多得点者で日本国内リーグ初参戦のSOニコラス・サンチェスが後半途中から入って公式戦でのサンゴリアスデビューとなり、好ディフェンスを披露したほか、厳しい角度からのコンバージョンを含めゴールキックを3本すべて成功し、快勝に貢献した。