国内 2024.02.25

神戸スティーラーズがブラックラムズ東京との接戦を制し4勝目

[ 編集部 ]
神戸スティーラーズがブラックラムズ東京との接戦を制し4勝目
チャンスメイクするスティーラーズの李承信。終盤にはキックスキルも光った (C)JRLO


 東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場で2月25日、リーグワン・ディビジョン1のリコーブラックラムズ東京とコベルコ神戸スティーラーズが激突し、27-17でビジターチームのスティーラーズが制した。
 スティーラーズはこれで4勝3敗(6位)、ブラックラムズは1勝6敗(10位)となった。

 雨でプレーが難しいコンディションのなか、先制したのは神戸スティーラーズだった。前半12分、ラインアウトから展開し、詰めてきたディフェンスの裏にSOブリン・ガットランドが軽くボールを蹴り、処理しようとした相手選手が濡れた芝で滑ったところ、赤いジャージーの12番をつけたナニ・ラウマペがボールを確保し、ゴールへ走りきった。

 対するブラックラムズ東京は、何度かチャンスを作りながら、神戸スティーラーズの粘り強いディフェンスに苦労していたが、敵陣深くに入った36分、ラインアウトからモールで押し込んでトライを奪い返し、10-10で折り返しとなった(両チームともコンバージョンとペナルティゴールでも得点)。

 だが後半、ブラックラムズ東京はまたも雨の影響で失点につながってしまった。43分(後半3分)、ハンドリングが難しい状況のなかパスを乱し、ルーズボールを神戸スティーラーズのWTB松永貫汰が足にかけ、さらにキックしチェイス、競った黒衣の選手が不当なプレーで反則をとられ、滑川剛人レフリーはスティーラーズにペナルティトライを与えた。
 スティーラーズは、57分にはガットランドがペナルティゴールで加点し、20-10とした。

 粘るブラックラムズ東京は63分に再びドライビングモールでトライを挙げ、コンバージョンも決まり3点差に詰めたが、神戸スティーラーズは66分、フィジカル強いFWを活かして敵陣22メートルラインに迫ると、SOの位置にいた李承信が絶妙なキックパスを放ち、WTB山下楽平が巧みなハンドリングでボールを確保してインゴール右隅に飛び込み、トライ。再び点差を広げたスティーラーズが接戦を制した。

PICK UP