国内 2024.02.24

前王者クボタスピアーズが4位に浮上 花園近鉄ライナーズは7連敗

[ 編集部 ]
前王者クボタスピアーズが4位に浮上 花園近鉄ライナーズは7連敗
クボタスピアーズのHOデイン・コールズ。前半39分にはトライも決めた(撮影:平本芳臣)


 今季リーグワンの開幕から4試合で3敗を喫したディフェンディングチャンピオンのクボタスピアーズ船橋・東京ベイだが、その後3連勝で白星先行となった。2月24日、東大阪市花園ラグビー場で花園近鉄ライナーズを56-19と圧倒し、トライ量産によりボーナスポイントも獲得、4勝3敗で並んだライバルを総勝点で上回り、4位に浮上した。
 一方のライナーズは今季未勝利で7連敗。

 スピアーズは前半7分、ゴール前のスクラムで圧力をかけてボールを動かし、SO岸岡智樹がインゴールに持ち込み先制した。9分にはCTBリカス・プレトリアスがインターセプトから独走。16分には岸岡が40メートルのドロップゴールを成功した。18分にはWTB木田晴斗が自陣から力強い走りで大きくゲインし、パスをもらったWTB根塚洸雅がフィニッシュ。その後もスピアーズの勢いは止まらずリードを広げ、計9トライを獲得した。
 66分(後半26分)には、今季限りでの引退を表明したばかりのHO杉本博昭が安定したラインアウトスローからモールの最後尾についてドライブし、持ち出して今季初トライを決めている。

 一方、前半で大差をつけられたライナーズは、47分にSOクウェイド・クーパーからロングパスをもらったCTBトム・ヘンドリクソンの力走後、WTB片岡涼亮がハーフウェイからゴールへ走りきり、ようやく得点。その後もクーパーの鋭いパスワークからさらに2トライを追加し、ホームで意地を見せた。

PICK UP