国内 2024.01.07

前王者倒した静岡ブルーレヴズが2024年快勝発進 三重ホンダヒートを圧倒

[ 編集部 ]
前王者倒した静岡ブルーレヴズが2024年快勝発進 三重ホンダヒートを圧倒
静岡ブルーレヴズのバックラインに厚みをもたらす新戦力のチャールズ・ピウタウ(撮影:太田裕史)


 2023-24シーズンのリーグワンで開幕から2試合連続惜敗するも、昨年最後の試合でディフェンディングチャンピオンのクボタスピアーズ船橋・東京ベイを倒した静岡ブルーレヴズが、2024年最初の試合も快勝した。三重県の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で1月7日、今季ディビジョン1に昇格で3連敗中だった三重ホンダヒートと対戦し、62-13と圧倒した。

 静岡ブルーレヴズは序盤からペースをつかみ、前半5分にドライビングモールでゴールに迫ると、LOマリー・ダグラスがピックアップしてインゴールにねじ込み先制した。10分にもテンポよく攻め込み、SO家村健太がディフェンス裏にキックしインゴールに転がったボールをWTB矢富洋則が押さえた。

 対する三重ホンダヒートはペナルティゴールで6点を奪い返したが、静岡ブルーレヴズの攻める時間が長く、33分には敵陣22メートルライン内のスクラムからFWを中心にフェイズを重ね、最後はLO桑野詠真がピック&ドライブでインゴールに押し込んだ。

 三重ホンダヒートは反則が多く、流れを変えられずその後も失点を重ね、前半最後には反則の繰り返しでイエローカードを出され、ますます苦しくなった。数的有利となった静岡ブルーレヴズはハーフタイム前にもトライを追加し、31-6で折り返しとなった。

 静岡ブルーレヴズはセットピースが安定し、堅守でもリズムをよくすると、51分(後半11分)にはディフェンスでのターンオーバーからWTBマロ・ツイタマの鋭いカウンターでゴールに迫り、アドバンテージを得ながらアタックを継続し、最後はキャプテンのFLクワッガ・スミスがディフェンダー3人をスピンでかわしてインゴールに押さえた。静岡ブルーレヴズはその後も4トライを追加し、大勝。

 一方、三重ホンダヒートは厳しい敗戦のなか、63分に23歳のFB植村陽彦が鋭いブレイクから40メートル以上走りきり、デビュー2戦目で初トライを記録している。

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