セブンズ 2023.09.27

アジア競技大会でセブンズ日本代表は男女とも金メダルを逃す。男子は銅、女子は銀。

[ 編集部 ]
アジア競技大会でセブンズ日本代表は男女とも金メダルを逃す。男子は銅、女子は銀。
準決勝で香港に敗れた男子日本。優勝という目標は達成できなかった(Photo: Getty Images)


 中国の杭州で開催されている「第19回アジア競技大会」は、9月24日~26日に7人制ラグビー(セブンズ)がおこなわれ、日本は男女とも金メダルを逃した。

 男子セブンズ日本代表は最終日、準決勝で香港代表と対戦し、延長の末に7-12で敗れた。サイモン・エイモー ヘッドコーチは、「攻撃面で十分に遂行できず、決定機を思い通りにできなかった」と振り返る。それでも、3位決定戦では中国代表に21-19で競り勝って銅メダルを獲得し、11月に大阪市で予定されている(北九州市から変更)パリオリンピックのアジア地区予選へ向け、「杭州でのこの素晴らしい大会から学んだことを活かして、さらにレベルアップしていきたいと思います」とコメントした。
 キャプテンの林大成は、「悔しい結果になりました。これまで時間をかけてやってきたディフェンスは機能していましたが、緊迫した状況でのプレーや判断の部分などチームとして大切な学びがありました。ここで負けて良かったと言えるよう、これからの道を歩んでいきます」と述べ、この悔しさを糧にする。

女子決勝で日本は必死に中国に食らいつたが、逆転優勝ならず(Photo: Getty Images)

 女子セブンズ日本代表は決勝まで勝ち進んだが、中国代表に21-22で惜敗。0-22から後半追い上げたが、あと一歩及ばなかった。
 鈴木貴士ヘッドコーチは、「満足のいく結果にはなりませんでしたが、この大会で多くのことを学ぶことができましたし、最後の最後まで選手たちは頑張ってくれました。今回の学びをしっかりと次に活かしてオリンピック予選に向けて成長していきたいと思います」とコメント。
 ベテランの中村知春は、「中国は組織としての戦略が非常に明確で、波を一気に持っていかれてしまいました。相手のホームでのパフォーマンスに敬意を表します。強いライバルがアジアにいることに感謝して、次は我々が挑戦者として、危機感を持ち直し、残りの期間で組織力をより高めて、次戦で真っ向勝負をしにいきたいと思います」と話し、リベンジに燃える。

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