国内 2023.08.21

日本代表の藤井雄一郎ディレクターが静岡ブルーレヴズ監督就任。長谷川慎コーチも藤井体制入り

[ 編集部 ]
日本代表の藤井雄一郎ディレクターが静岡ブルーレヴズ監督就任。長谷川慎コーチも藤井体制入り
日本代表で大仕事を終えたあと静岡ブルーレヴズに加わる藤井雄一郎氏(右)と長谷川慎氏(撮影:松本かおり)


 男子15人制日本代表の強化に携わってきたナショナルチームディレクターの藤井雄一郎氏が、静岡ブルーレヴズの監督に就任することが8月21日に発表された。現在、藤井氏はラグビーワールドカップ2023フランス大会に集中しており、同大会から帰国次第、2023-24シーズンのリーグワンへ向けて静岡ブルーレヴズの本格的なチームづくりに着手する。
 かつてサニックスブルースで監督を務めた藤井氏が国内リーグで指揮を執るのは5シーズンぶりとなる。2018年からは国際大会のスーパーラグビーに当時参戦していたサンウルブズのキャンペーンディレクターやゼネラルマネジャーも歴任し、その後、男子15人制日本代表強化委員長、ナショナルチームディレクターとして2019年ワールドカップで日本代表初のベスト8入りに貢献した。

 静岡ブルーレヴズの監督就任が決まった藤井氏は、「これまでのサニックスの監督や、サンウルブズや日本代表でのチームマネジメントの経験を活かしながら、チームの強化と選手たちの成長に取り組んでまいります。いつも応援してくださっているファンやレヴニスタの皆様そしてスポンサーの皆様に、全力でチームづくりに取り組むことをお約束します。選手たちには常に自己超越をし、チームの勝利に向けて突き進んでいくことを期待しています。まずはラグビーワールドカップ2023フランス大会で結果を出し、その成果を静岡ブルーレヴズでの活動につなげるべく全力で挑んでいきたいと思います」とコメントした。

 そして、スクラムのスペシャリストで、現在は日本代表のアシスタントコーチとしてワールドカップを見据える長谷川慎氏も静岡ブルーレヴズのコーチングスタッフに加わることが決定。前身のヤマハ発動機ジュビロ時代から強力なセットピースを磨いてきた長谷川氏は、2022年からの2シーズンはアドバイザーとして静岡ブルーレヴズに関わっていたが、2023-24シーズンはアシスタントコーチと役職を変えてチームを鍛えていく。

 また、日本代表で通訳を務める吉水奈翁氏も藤井体制となる静岡ブルーレヴズに加わることが決まった。

 静岡ブルーレヴズの山谷拓志 代表取締役社長は、「男子15人制日本代表の成長や躍進に貢献されてきたお三方の卓越したスキルやノウハウをもってチームや選手たちが持つ能力がいかんなく発揮され、世界の頂点に挑む日本代表のごとく静岡ブルーレヴズに日本一を目指すカルチャーを植え付けていただくことを期待しております」とコメントした。

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