国内 2023.06.16

元日本代表の笹倉康誉が引退。埼玉パナソニックワイルドナイツが退団選手発表

[ 編集部 ]
元日本代表の笹倉康誉が引退。埼玉パナソニックワイルドナイツが退団選手発表
上左から笹倉康誉、戸室達貴、床田裕亮。下左から浅沼樹羅、川崎龍清


 埼玉パナソニックワイルドナイツが6月16日、2022-2023シーズンをもって退団が決まった選手・スタッフを発表した。

 12シーズン在籍した元日本代表の笹倉康誉が引退する。FB、SO、CTB、WTBと複数ポジションで活躍した万能プレーヤーだった。兄貴分のような存在だった34歳の笹倉は次のようにコメントしている。
「今シーズンをもってラグビー選手を引退することとなりました。これまで12シーズンと長い間お世話になりました。日本ラグビー界を代表するワイルドナイツでこんなに長く過ごせたことを本当に嬉しく思います。ワイルドナイツで出会ってきた先輩、後輩、そしてファンの皆様がいたからこそここまでやりきることができました。本当にありがとうございました。これからはファンの皆様と一緒にワイルドナイツを応援します! 強力なファンが一人増えたので、来シーズンは優勝してくれると思っています(笑)」

 そして、6シーズン在籍したCTB/WTB戸室達貴(28歳)も現役引退を決意。
「入団からの6年間ご声援を送ってくださったファンのみなさんに感謝申し上げます。ありがとうございました。この6年間、『ワイルドナイツを日本一に!』とかかげてきた目標を、これからは妻と息子の『世界一のヒーローに!』へと変更し、日々笑顔で過ごしていきたいと思います。最後に、競技生活においていかなる時も支え、愛してくれた父、母そして兄に最大の感謝を送ります。ありがとう」

 5シーズン在籍したPR床田裕亮(28歳)も勇退する。
「家族、友人、チームメイト、ファンの皆さんに支えられてここまで現役を続けることができました。感謝しかありません。これから第2の人生がスタートするので心機一転、自分らしく頑張りたいと思います! 本当にありがとうございました」

 さらに、4シーズン在籍したFL浅沼樹羅(27歳)もワイルドナイツ退団が決定。
「4年間、本当に充実した時間を過ごすことができました。ワイルドナイツではラグビーを通じて選手として、そして人として多くのことを学ばせていただきました。一度、ラグビーを諦めた私にお声を掛けていただき、仲間と切磋琢磨したこの4年間は私の人生の財産となりました。本当に感謝しています」

 そして、3シーズン在籍したFL/LO川崎龍清(26歳)もワイルドナイツを去る。
「入団から3年、けがが重なりあまり多くはプレーすることはできませんでしたが、このチームに所属できたこと、ファンの皆さんの前でプレーできたこと誇りに思います。ありがとうございました」

セミシ・トゥポウ(左)とマノア・ラトゥ

 海外出身選手では、ユーティリティBKのセミシ・トゥポウ(23歳)とマノア・ラトゥ(25歳)が退団することになった。
 3シーズン在籍したオーストラリア出身のトゥポウは、「ワイルドナイツで過ごし、たくさんのことを学べた時間は、自らのラグビー人生の成長につながる素晴らしい経験となりました。このチームで築いた、かけがえの無い友人やたくさんの思い出、そしてファンの皆様からの日々愛情あふれる応援に、心から感謝しております」と述べ、次の挑戦に向かう。
 花園大学を経て2022年からワイルドナイツの一員だったトンガ出身のラトゥは、「まずはじめに、今日に至るまでのイエス キリスト様の御加護に感謝いたします。また、これまでたくさんのサポートをしてくださったチームメイトにも、心から感謝を申し上げます。次のステージでも、人生が一層豊かなものとなるように努力してまいります」とコメントした。

 スタッフでは、海江田晃 アスレチック&RTPトレーナーが退団する。

PICK UP