ロブ・ペニーがクルセイダーズのヘッドコーチに。マット・トッドも指導陣入り

常勝軍団の指揮官に、現在U20日本代表のヘッドコーチを務めるロブ・ペニーが就いた。
スーパーラグビー・パシフィックを舞台に戦うクルセイダーズが、6月6日の午前に発表した。
6連覇中のチームを率いてきたスコット・ロバートソンがオールブラックスのHCに就任したことにより、クルセイダーズは後任を探していた。
ロバートソンHC同様、防御担当のアシスタントコーチを務めていたスコット・ハンセンも代表チームの指導陣に加わったため、同ポジションも空いていた。
そこは、2022-23シーズンまで東芝ブレイブルーパス東京でプレーしたマット・トッドがカバーしそうだ。
新たにコーチンググループに加わった。
「2024年以降のクルセイダーズのコーチンググループのリーダーに選ばれたことに興奮し、光栄です」とコメントを出したペニーHC。
6月から7月にかけて南アフリカでおこなわれる『ワールドラグビー U20チャンピオンシップ』で指揮を執った後、8月1日からクルセイダーズでの仕事に取り組む。
ペニーHCは、もともとカンタベリーラグビーで育った。
現役時代は、1985年から引退する1994年まで、同地区代表のルースフォワードとして100試合以上に出場した。
クルセイダーズでアシスタントコーチを務め、優勝した経験もある(2005年)。
2008年から2011年はカンタベリー代表を国内4連覇に導いた。そのとき、オールブラックス次期HCのロバートソンはアシスタントコーチの一人だった。
2012年にはU20ニュージーランド代表のHC。その後アイルランドに渡り、マンスターの指揮官となり、好成績を残した。
その後、日本へ。NTTコム、豊田自動織機、ワラターズでの指導を経て、再び日本へ。
昨季は浦安D-Rocksの強化アドバイザーを務めていた。
6年連続でスーパーラグビーの頂点に立つチームにも、今秋のワールドカップ後には大きな変化があるだろう。
若い力を伸ばす手腕に期待がかかる。