ワールドカップ 2023.05.11

アマシュケリ氏、ジョージア初のW杯レフリーに選出される。

[ 編集部 ]
アマシュケリ氏、ジョージア初のW杯レフリーに選出される。
2022年10月29日、国立競技場でおこなわれた日本×ニュージーランドのレフリーを務めたニカ・アマシュケリ氏。(撮影/松本かおり)
大会での48試合を担当するマッチオフィシャル陣26名。(©World Rugby)



 昨秋、ジャパン×オールブラックスを担当したニカ・アマシュケリ(ジョージア)の名前がある。
 今季序盤のリーグワンで笛を吹いた、ベン・オキーフ(ニュージーランド)、ニック・ベリー、アンガス・ガードナー(ともにオーストラリア)も。

 5月10日、今秋フランスで開催されるワールドカップのレフリー(12名)、アシスタントレフリー(7名)、テレビマッチオフィシャル(7名)が発表された。
「選出は実力主義」とされ、日本のレフリーは選ばれなかった。

 アマシュケリ レフリーは、ジョージアからの初のW杯レフリーとなる。
 マッチオフィシャルズには、9か国(オーストラリア、イングランド、フランス、ジョージア、アイルランド、イタリア、ニュージーランド、南アフリカ、ウエールズ)からの選出があった。

 レフリー12名が担当したテストマッチの合計は453試合になる。そのうち8名は過去にW杯で笛を吹いた経験がある。
 最多テストマッチ担当数は103試合のウェイン・バーンズ氏だ。2007年大会から5大会連続でのW杯登場だ。

 TMOのジョイ・ネビル(アイルランド)は、2017年W杯の決勝を担当した人だ。
 男子W杯でマッチオフィシャルズを務める初の女性となる。

 マッチオフィシャル選考委員会のグラハム・ムーリー委員長は、「選手たちと同様、実力でその地位を獲得しました」と、選ばれた26名の日常的な献身と努力に敬意を払う。

 同委員長は、それぞれは所属協会を代表するだけでなく、同じカテゴリーで活動する世界中の仲間を代表していると強調し、「みんなのチーム」と表現した。

「最高峰のイベントで選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるように、役割を十分に果たしてくれるでしょう。私たちは、みんなで応援しなければいけません」

 プールステージのそれぞれの試合の担当は、ザ・ラグビーチャンピオンシップも含めた、大会へ向けた準備試合が終了した後に発表される予定だ。

【レフリー】
ニカ・アマシュケリ(ジョージア)※
ウェイン・バーンズ(イングランド)
ニック・ベリー(オーストラリア)
アンドリュー・ブレイス(アイルランド)※
マシュー・カーリー(イングランド)※
カール・ディクソン(イングランド)※
アンガス・ガードナー(オーストラリア)
ベン・オキーフ(ニュージーランド)
ルーク・ピアース(イングランド)
ヤコ・ペイパー(南アフリカ)
マチュー・レイナル(フランス)
ポール・ウィリアムズ(ニュージーランド)
※=初のW杯レフリー

【アシスタントレフリー】
クリス・バスビー(アイルランド)
ピエール・ブルーセット(フランス)
ジェームズ・ドールマン(ニュージーランド)
クレイグ・エヴァンス(ウエールズ)
アンドレア・ピアルディ(イタリア)
クリストフ・リドリー(イングランド)
ジョーダン・ウェイ(オーストラリア)

【テレビマッチオフィシャル】
ブレット・クローナン(オーストラリア)
トム・フォーリー(イングランド)
マリウス・ヨンカー(南アフリカ)
ブライアン・マクニス(アイルランド)
ジョイ・ネビル(アイルランド)
ブレンドン・ピッカリル(ニュージーランド)
ベン・ホワイトハウス(ウエールズ)


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