セブンズ 2023.04.01

女子日本は香港セブンズ10位 2勝するも最後はスペインにリベンジ許す

[ 編集部 ]
女子日本は香港セブンズ10位 2勝するも最後はスペインにリベンジ許す
香港で快走を連発し計6トライを挙げた原わか花(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby)


 ワールドラグビーセブンズシリーズで今季3度目のトップ8入りを目指した女子セブンズ日本代表“サクラセブンズ”だが、第6ラウンドの香港大会は10位に終わった。

 大会初日に2連敗していた女子セブンズ日本代表は、4月1日におこなわれたプールCの最終戦でスペインと対戦し、14-10で勝利。
 前半2分にスクラムから展開してボールをもらった大谷芽生が抜け、先制すると、イエローカードをもらって数的不利の時間帯もディフェンスで奮闘し、7-0で折り返した。
 後半早々、2点差に詰められた日本だったが、リスタート後、根気よくボールをつなぎ、須田倫代がディフェンダー2人を引きつけて原わか花が左外を振りきり、ゴールへ駆け抜けた。
 終盤、スペインに2トライ目を許したもののリードを守りきり、今大会初勝利となった。

 プールCで3位になった日本は、他組の3位チームの結果次第では準々決勝進出の可能性があったが、得失点差で下回り、トップ8入りとはならなかった。

 9位以下のトーナメントに進むこととなった日本は、ブラジルに29-0で快勝。
 開始早々、須田がステップとハンドオフでディフェンスを破り先制すると、4分には大谷が連続攻撃のフィニッシャーとなり、6分にも辛抱強くつないで三枝千晃が抜け、リードを広げた。
 後半も日本の勢いは止まらず2トライを追加し、ブラジルにプレッシャーをかけ続け、完封勝利となった。

 そして、最後も勝って締めくくりたかった日本だが、9位決定戦でスペインと再び対戦することとなり、17-26で敗れた。
 相手に先制を許した日本は、4分にテンポよくボールをつないで俊敏な原が左外を抜けてインゴールに持ち込み、5点を奪い返した。
 しかし、リベンジに燃えるスペインは集中力高く、ハーフタイム前に連続トライを決め、日本は5-21で折り返しとなった。
 後半もしばらくスペインがボールキープで攻め続け、日本は粘り強くディフェンスしていたものの、5分に失点し、点差は拡大。
 日本は6分にスピードランナーの原が再び躍動し、試合終了間際には永田花菜もトライゲッターとなったが、反撃は及ばなかった。

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