女子日本は香港セブンズ10位 2勝するも最後はスペインにリベンジ許す
ワールドラグビーセブンズシリーズで今季3度目のトップ8入りを目指した女子セブンズ日本代表“サクラセブンズ”だが、第6ラウンドの香港大会は10位に終わった。
大会初日に2連敗していた女子セブンズ日本代表は、4月1日におこなわれたプールCの最終戦でスペインと対戦し、14-10で勝利。
前半2分にスクラムから展開してボールをもらった大谷芽生が抜け、先制すると、イエローカードをもらって数的不利の時間帯もディフェンスで奮闘し、7-0で折り返した。
後半早々、2点差に詰められた日本だったが、リスタート後、根気よくボールをつなぎ、須田倫代がディフェンダー2人を引きつけて原わか花が左外を振りきり、ゴールへ駆け抜けた。
終盤、スペインに2トライ目を許したもののリードを守りきり、今大会初勝利となった。
プールCで3位になった日本は、他組の3位チームの結果次第では準々決勝進出の可能性があったが、得失点差で下回り、トップ8入りとはならなかった。
9位以下のトーナメントに進むこととなった日本は、ブラジルに29-0で快勝。
開始早々、須田がステップとハンドオフでディフェンスを破り先制すると、4分には大谷が連続攻撃のフィニッシャーとなり、6分にも辛抱強くつないで三枝千晃が抜け、リードを広げた。
後半も日本の勢いは止まらず2トライを追加し、ブラジルにプレッシャーをかけ続け、完封勝利となった。
そして、最後も勝って締めくくりたかった日本だが、9位決定戦でスペインと再び対戦することとなり、17-26で敗れた。
相手に先制を許した日本は、4分にテンポよくボールをつないで俊敏な原が左外を抜けてインゴールに持ち込み、5点を奪い返した。
しかし、リベンジに燃えるスペインは集中力高く、ハーフタイム前に連続トライを決め、日本は5-21で折り返しとなった。
後半もしばらくスペインがボールキープで攻め続け、日本は粘り強くディフェンスしていたものの、5分に失点し、点差は拡大。
日本は6分にスピードランナーの原が再び躍動し、試合終了間際には永田花菜もトライゲッターとなったが、反撃は及ばなかった。