国内 2023.03.24

東芝ブレイブルーパスがプレーオフに望みつなぐ薄氷勝利 リコーブラックラムズに逆転勝ち

[ 編集部 ]
東芝ブレイブルーパスがプレーオフに望みつなぐ薄氷勝利 リコーブラックラムズに逆転勝ち
東芝ブレイブルーパスの徳永祥尭がタックルで相手に落球させる(撮影:松本かおり)


 リーグワンのディビジョン1で先週、プレーオフ進出圏内の4位チームとの勝点差を3ポイント差に詰めていた東芝ブレイブルーパス東京が、第13節で苦しみながらも勝点4をつかんだ。3月24日に秩父宮ラグビー場で6位のリコーブラックラムズ東京と対戦し、12-10で競り勝ち、4連勝となった。

 雨のなか、前半を両チームとも無得点で折り返し、膠着状態が打開されたのは45分(後半5分)だった。リコーブラックラムズがスクラムで圧倒してショットチャンスをつかみ、FBマット・マッガーンが決めて先制した
 黒いジャージーのFWパックは47分にもスクラムで相手にプレッシャーをかけてペナルティを得ると、まもなく敵陣22メートルライン付近のラインアウトに移り、モールを組んで前進を続け、ロングドライブでトライを挙げた。

 しかし、10点ビハインドとなった東芝ブレイブルーパスは58分、敵陣22メートルライン内へ攻め込むと、ボールを手にしたHO原田衛がディフェンスを抜けてゴールラインを割り、トライを奪い返した。コンバージョンも成功で3点差に詰める。

 そして67分、反則を繰り返したリコーブラックラムズにイエローカードが出て、14人になった黒衣軍は辛抱強くディフェンスしていたものの、数的有利の東芝ブレイブルーパスが攻め続け、70分、ボールをつないで敵陣深くに入り、6試合ぶりに戦列復帰したWTBジョネ・ナイカブラがトライを決め、逆転した。

 77分に東芝ブレイブルーパスにオフサイドの反則があり、リコーブラックラムズはペナルティゴールを選択したが、FBマッガーンのショットは失敗。リコーブラックラムズは79分にも敵陣深くに入ったがチャンスを逃し、東芝ブレイブルーパスが接戦を制した。

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