セブンズ 2023.03.06

サクラセブンズはバンクーバー大会9位 平野主将「まだまだ自分たちは強くないと再確認」

[ 編集部 ]
サクラセブンズはバンクーバー大会9位 平野主将「まだまだ自分たちは強くないと再確認」
女子9位決定戦、スペインのタックラーをハンドオフで振りきる平野優芽(C)JRFU


 3日間にわたって開催されてきた「HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2023 カナダ・バンクーバー大会」は、大会最終日の3月5日(現地時間)に順位決定戦がおこなわれ、女子セブンズ日本代表“サクラセブンズ”は9位で大会を終えた。

 3大会連続のトップ8入りとはならなかった女子セブンズ日本代表だが、最後は勝って締めくくった。9位決定戦ではスペインと対戦し、17-10で勝利。
 プールステージでも戦った相手との再戦になり、リベンジに燃えたスペインが先制したが、日本は前半ラストにゴール前でPKを得ると、キャプテンの平野優芽がタップから仕掛けてトライを決め、コンバージョンも成功で逆転した。
 後半2分には大谷芽生がブレイクダウンでターンオーバーしたあと速攻でつなぎ、最後は須田倫代がステップでディフェンダーをかわしフィニッシュ。
 その後、2点差に詰められ、逆転勝ちを狙うスペインが試合終了間際に日本陣内に入ったものの、ラインアウトを失敗し、攻めに転じた日本が水谷咲良のトライで締めくくり、接戦を制した。

 女子セブンズ日本代表の鈴木貴士ヘッドコーチは、「残念ながら3大会続けてベスト8に入ることはできませんでしたが、選手たちが気持ちを切らさずに最後まで戦い続けてくれたことは良かったと思います。特に若い選手たちが体を張って頑張ってくれました。今大会で改めて課題も見つかりましたので、次の大会に向けてまたしっかりと準備をして臨みたいと思います」とコメント。

 平野キャプテンは「日本代表の強みや成長を感じながらも、まだまだ自分たちは強くないことも再確認することができました。どの試合もどの相手にも、コンスタントに精度の高いプレーを発揮できるよう力をつけていきたいと思います」と述べ、3月末からの香港セブンズを見据えた。

バンクーバー大会での戦いを終え、整列してグラウンドに向かって一礼するサクラセブンズ(C)JRFU

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