無敗のスピアーズがヴェルブリッツに逃げきり勝ち。イーグルスはブラックラムズを下す。
前節でディフェンディングチャンピオンの埼玉パナソニックワイルドナイツに惜敗した横浜キヤノンイーグルスは、4日は地元のニッパツ三ツ沢球技場でリコーブラックラムズ東京と対戦し、34-13で勝った。
イーグルスは前半7分、敵陣深くに入ってモールから展開し、CTBジェシー・クリエルがディフェンスを破ってつなぎ、WTBイノケ・ブルアがインゴールに持ち込み先制。リスタート後にはブルアのパワフルなランを起点に攻め込んでフェイズを重ね、FBエスピー・マレーがフィニッシャーとなった。
一方、2連敗中だったブラックラムズは25分、スクラムから展開してWTBネタニ・ヴァカヤリアが切り込み、つないで、最後はWTBメイン平がハンドオフしてインゴール右隅にトライを決めた。
その後、両チームともPGでスコアを動かし、17-13で折り返しとなった。
4点差に詰められたイーグルス。ハーフタイム前には反則でトライをキャンセルされ、ブラックラムズの粘り強いディフェンスもあって少しイヤな流れになりかけたが、47分にSO小倉順平のPGで加点し、52分には相手にイエローカードが出て数的有利となった時間帯に2トライを獲得。54分にはドライビングモールで得点し、61分にはNO8ミッチェル・ブラウンがファイブポインターとなり、コンバージョンでもリードを広げて勝利をつかんだ。
同日、ディビジョン3でも1試合(第6節)が福岡・ベスト電器スタジアムでおこなわれ、首位を争う九州電力キューデンヴォルテクスが30-6でマツダスカイアクティブズ広島に快勝している。
キューデンヴォルテクスはこれで4勝1敗、スカイアクティブズは開幕から5連敗となった。
なお、ディビジョン2で予定されていた日野レッドドルフィンズ×清水建設江東ブルーシャークス戦は、レッドドルフィンズが活動の無期限停止を決めたため、中止となった(ブルーシャークス:勝点4、レッドドルフィンズ:勝点0)。