シドニーセブンズ、女子日本は2大会連続8強入りも打倒NZならず。男子日本はプール戦全敗。
7人制ラグビー(セブンズ)の国際サーキット、「HSBC ワールドラグビーセブンズシリーズ 2023」で2大会連続のトップ8入りとなった女子セブンズ日本代表だが、東京オリンピックの金メダリストを多数擁するニュージーランドを倒すことはできなかった。
シドニー大会の2日目(1月28日)、女子セブンズ日本代表はプールAの最終戦でニュージーランドに挑み、12-27で惜敗。粘り強くディフェンスし続け、最後まであきらめない奮闘で終盤に辻崎由希乃と中村知春がトライを奪い返したが、勝利には届かなかった。
プールAで1勝2敗の3位となった日本だが、初日にパプアニューギニアに大勝していたことがプラスに働いてプールC3位のブラジルを得失点差で上回り、8番手で準々決勝進出。A組1位通過のニュージーランドと再び対戦することになった。
ビッグチャレンジが期待された日本だが、開始早々、世界最高峰のトライゲッターのひとりであるミカエラ・ブライドに鋭いフットワークでディフェンスを切り裂かれ、失点。その後、ニュージーランドにイエローカードが出て数的有利となったが、逆にプレッシャーをかけられてボールを失い、連続トライを許した。
辛抱強く挑み続けた日本だが、前半最後にはブレイクダウンでターンオーバーされ、数か月前の15人制ワールドカップでも大活躍だったステイシー・フルーラーを止めることができなかった。
そして、後半も2トライを奪われ、自分たちは得点できず、0-33で敗れた。
女子セブンズ日本代表は大会最終日、5位以下のトーナメントに臨むこととなり、フィジーと対戦する。
一方、男子セブンズ日本代表はプールステージで3戦全敗し、トップ8入りを逃した。
28日は初戦でフィジーに0-54と完敗。フィジカリティで圧倒され、ボールを渡してしまえばセブンズ大国のスペシャリストたちを止めるのは難しく、計8トライを奪われた。
そして、プールDの最終戦では招待チームのトンガにも12-26で敗れ、同組最下位となった(初日、フランスに17-19で惜敗)。
男子セブンズ日本代表は9位以下のトーナメントに進み、前週のハミルトン大会で優勝しながらもシドニーでは8強入りを逃したアルゼンチンと対戦する。