女子 2022.12.28

女子日本代表マッケンジーヘッドコーチ契約更新 「このチームと選手たちのことが大好き」

[ 編集部 ]
女子日本代表マッケンジーヘッドコーチ契約更新 「このチームと選手たちのことが大好き」
情熱を持ち、明るい性格で選手やスタッフから慕われるレスリー・マッケンジーHC(Photo: Getty Images)


 日本ラグビーフットボール協会は12月27日、レスリー・マッケンジー氏との女子日本代表(サクラフィフティーン)ヘッドコーチの契約を更新することを決定したと発表した。契約期間は2023年1月1日から2024年3月31日。

 女子日本代表はラグビーワールドカップ2021ニュージーランド大会(新型コロナウイルスの影響で2022年に開催)で0勝3敗に終わり目標のベスト8入りを逃したが、今年5月には当時世界ランキング5位だったオーストラリアから歴史的な勝利を挙げ、8月には同6位のアイルランドも倒すなど、2019年から指揮を執る元女子カナダ代表フッカーのマッケンジー氏のもとで着実に成長してきたことを証明し、宮崎善幸ナショナルチームディレクターは「マッケンジー氏は女子日本代表のヘッドコーチに就任後、コンタクト及びフィジカル強化に取り組み、確実に女子日本代表を世界で戦えるレベルまで引き上げてくれました」と評価。日本協会のヘッドコーチ選考委員会による審議でも、マッケンジー氏のグラウンド上の指導力だけでなく、彼女が持つ世界的なネットワークやコーチを招聘するマネジメント能力なども評価され、続投要請は12月21日の理事会で承認されていた

 2025年に次のワールドカップが待っているが、来年2023年には女子ラグビーのテストマッチを大会形式で実施する『WXV』がスタートする予定で、マッケンジー体制の女子日本代表にとっては世界の強豪と戦う可能性がある同大会がまずはひとつの目標となる。

 マッケンジー氏は契約更新となり、「サクラフィフティーンのヘッドコーチを改めて務める機会をいただき、嬉しく思います。私はこのチームと選手たちのことが大好きです」とコメント。ワールドカップの戦いを含めたニュージーランド遠征では学ぶことがたくさんあったと振り返り、「私たちの強化活動はまだ若い段階にありますが、それは世界の舞台でどんどん高みへ昇っていくことができる状態なのです。私はこの旅を続けていけることにわくわくしており、更新を承認していただいた日本ラグビーフットボール協会と、いつも頼もしい応援をしてくださるファンに感謝いたします。よろしくお願いします!」と意欲にあふれている。

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