国内 2022.12.27

大分東明は130得点発進で前王者に挑戦へ。尾道、日本航空石川も2回戦進出。

[ 編集部 ]
大分東明は130得点発進で前王者に挑戦へ。尾道、日本航空石川も2回戦進出。
高松北との1回戦で走りも光った大分東明のHO内藤純聖(撮影:松本かおり)


 大分東明高校がディフェンディングチャンピオンの東海大大阪仰星高校に挑む権利をつかんだ。12月27日に開幕した「第102回全国高校ラグビー大会」の1回戦で香川県立高松北高校と対戦し、130-0と大勝した。

 5人の高校日本代表候補を擁し、チーム史上最強とも言われる布陣で花園に立った大分東明は、序盤にエラーが目立ったものの、激しいコンタクトを武器に得点を重ね、走力の高いランナーも多く、サポートプレーも光って計20トライを挙げた。

 一方の高松北は、WTB安本健一郎やFB堀颯斗などが果敢なタックルを見せ、170センチ、80キロの2年生CTB普門晃輔は185センチ、111キロのパワフルな相手NO8ダウナカマカマ カイサを恐れることなくタックルで止めたあとすぐに起き上がってジャッカルを決めた。普門は後半もハードワークを続け、タックル後すぐカバーへ走ってトライを防いだシーンもあり、その後もあきらめないディフェンスで何度もチームを鼓舞した。

 高松北は後半18分、1年生LO奥野侑がジャッカルで相手の反則を引き出し、普門が約40メートルの距離からペナルティゴールを狙ったが、決まらず、無得点。花園での勇敢なチャレンジを終えた。

朝明戦でビッグゲインを見せた尾道のNO8岩田寛汰郎(撮影:松本かおり)

 上位進出を目指す広島県代表の尾道高校は、三重県立朝明高校と1回戦でぶつかり、59-7で制した。

 尾道は序盤にPR檜山蒼介が走力を見せて先制すると、その後、粘り強くディフェンスしていた朝明に対し、13分にはHO杉本天のパワフルな突進でゴールに迫ったあとすぐにリサイクルし、CTB佐藤楓斗がトライゲッターとなった。23分にはFL設樂大弥がゴールラインを割って得点。26分にはターンオーバー後、キック&チェイスでWTB正田青海がファイブポインターとなり、前半最後にはHO杉本が仲間のサポートも得て追加点を挙げた。

 31-0で折り返した尾道は、後半も4トライを獲得。

 ディフェンスも堅かった尾道に対し、朝明は後半23分、敵陣深くでのモールから持ち出したNO8岡田大和がブラインドサイドを突いてパワーでトライを決め、キャプテンのWTB内山陸はタッチライン近くからのコンバージョンをねじ込み7点を奪い返し、前・後半通してスクラムでの健闘も光ったが、大差でノーサイドとなった。

 勝った尾道は2回戦で、Bシードの常翔学園(大阪第1)と対戦する。

ゴールラインを越えた日本航空石川の西村満にからんでトライをさせなかった北見北斗(撮影:松本かおり)

 そして、同じヤマでは常連校の日本航空高校石川も1回戦突破で、13年ぶり38回目の出場となった北海道北見北斗高校を29-10で下している。

 序盤に北見北斗がSO中嶋優斗のペナルティゴールで先制したが、日本航空石川は前半8分、敵陣10メートルライン付近でボールを手にしたCTB栗本凌吾がスピードに乗ってゴールへ走りきり、5-3と逆転した。

 その後、北見北斗の粘り強いディフェンスやSH大西粋綺のトライセービングタックルもあってなかなか追加点を奪えなかった日本航空石川だが、後半2分、LO西村満のラインアウトスチールでボールを奪い返すと、敵陣深くへ攻め込み、SH久保田泰綺が間隙を突いてファイブポインターとなった。
 日本航空石川は10分にもLO西村のトライでリードを広げ、13分には敵陣10メートルライン付近のスクラムで出たボールをNO8の位置にいた久保田が手にしてゴールへ走りきり追加点。20分にはボールをつないでCTB片岡駿がフィニッシャーとなり、勝利を引き寄せた。
 
 それでも、北見北斗は北北海道代表の意地を見せ、終盤、ゴールに迫り、FWがピック&ゴーを繰り返したあとボールを動かしてCTB藤枝航史が突っ込み、1トライを記録した。

 勝った日本航空石川は2回戦で、Bシードの長崎北陽台と対戦する。

PICK UP