国内 2022.11.24

第102回全国高校ラグビー大会の全出場校決定。立命館慶祥は初、神奈川代表は東海大相模

［編集部］

　第102回全国高校ラグビー大会の各都道府県予選は11月23日までにすべて終了し、出場する全51校が決まった。

　初出場は1校で、南北海道予選で花園常連の札幌山の手を倒した立命館慶祥が初めて大舞台に立つ。北北海道からは北見北斗が13大会ぶりの出場を決めた。
　鹿児島県では、加治木工業が準決勝で鹿児島実業を1点差で破ると、勢いに乗って決勝では鹿児島工業との接戦を制し、44大会ぶりの出場を決めている。
　福島県予選では、磐城が新型コロナウイルス感染症の影響で決勝を辞退し、勿来工業が県代表として25大会ぶりに出場権獲得となった。

　歴代最多出場の記録を持つ秋田工業は県大会3連覇で70回目の出場となる。
　佐賀工業は連続出場の最長記録を41回に伸ばした。

　花園で過去3度の優勝を誇り、今春の全国選抜大会でベスト4入りしていた桐蔭学園は、神奈川県予選で敗退。決勝で挑んだ東海大相模が14－13で競り勝ち、32年ぶりの県大会優勝を遂げた。
　春の選抜大会、夏の7人制大会を制して今季3つ目の全国タイトルを目指す報徳学園は、兵庫県予選決勝で関西学院に苦しめられたが、土壇場の逆転トライで勝利し、3冠に望みをつないだ。
　2連覇を狙う昨年度王者の東海大大阪仰星は、大阪府第3地区予選を制して4大会連続の出場。
　選抜大会決勝を新型コロナウイルス感染症の影響で辞退した東福岡は、福岡県予選で圧倒的強さを見せ、6季ぶりの日本一を目指す。
　奈良県予選では、天理がライバルの御所実業を下して4大会ぶり64回目の出場権を獲得している。

　東大阪市花園ラグビー場で開催される第102回全国高校ラグビー大会は12月27日に開幕。3回戦までの組み合わせ抽選は3日におこなわれる。

＜第102回全国高校ラグビー大会　出場校＞
【北北海道】北見北斗（13大会ぶり38回目）
【南北海道】立命館慶祥（初出場）
【青森県】青森山田（4大会連続4回目）
【岩手県】黒沢尻北（3大会連続8回目）
【宮城県】仙台育英（27大会連続29回目）
【秋田県】秋田工業（3大会連続70回目）
【山形県】山形南（5大会ぶり3回目）
【福島県】勿来工業（25大会ぶり6回目）
【群馬県】明和県央（2大会ぶり9回目）
【栃木県】國學院栃木（23大会連続28回目）
【茨城県】茗溪学園（11大会連続28回目）
【埼玉県】昌平（3大会連続4回目）
【千葉県】流経大柏（28大会連続30回目）
【東京都1】國學院久我山（2大会連続43回目）
【東京都2】目黒学院（3大会連続21回目）
【神奈川県】東海大相模（2大会ぶり10回目）
【山梨県】日川（17大会連続52回目）
【長野県】岡谷工業（2大会ぶり32回目）
【新潟県】開志国際（3大会連続3回目）
【富山県】富山第一（4大会連続14回目）
【石川県】日本航空石川（18大会連続18回目）
【福井県】若狭東（7大会連続34回目）
【静岡県】東海大静岡翔洋（2大会ぶり12回目）
【愛知県】中部大春日丘（10大会連続12回目）
【岐阜県】岐阜工業（5大会ぶり19回目）
【三重県】朝明（11大会連続13回目）
【滋賀県】光泉カトリック（4大会連続12回目）
【京都府】京都成章（9大会連続15回目）
【大阪府1】常翔学園（8大会連続41回目）
【大阪府2】大阪桐蔭（2大会連続16回目）
【大阪府3】東海大大阪仰星（4大会連続22回目）
【奈良県】天理（4大会ぶり64回目）
【和歌山県】近大附和歌山（2大会連続4回目）
【兵庫県】報徳学園（7大会連続48回目）
【岡山県】倉敷（2大会連続2回目）
【広島県】尾道（16大会連続17回目）
【鳥取県】倉吉東（5大会ぶり12回目）
【島根県】石見智翠館（32大会連続32回目）
【山口県】大津緑洋（3大会連続32回目）
【徳島県】城東（6大会連続16回目）
【香川県】高松北（4大会ぶり14回目）
【高知県】高知中央（4大会連続8回目）
【愛媛県】松山聖陵（4大会連続7回目）
【福岡県】東福岡（23大会連続33回目）
【佐賀県】佐賀工業（41大会連続51回目）
【長崎県】長崎北陽台（5大会連続21回目）
【大分県】大分東明（2大会ぶり3回目）
【熊本県】熊本工業（3大会ぶり29回目）
【宮崎県】高鍋（12大会連続30回目）
【鹿児島県】加治木工業（44大会ぶり4回目）
【沖縄県】名護（2年ぶり20回目）